簡単ではない相続放棄

こんにちは。スマイル株式会社のNです。

相続放棄とは、亡くなった親などが残してくれた財産を一切引き継がないことを言います。使わない土地・売れない土地を相続した方々は費用がかかる等の理由で相続放棄を検討される方がいらっしゃるようです。

しかし、相続放棄は簡単にできるものではありません。

申請期間は相続人になったと自身が知ってから３ヶ月以内です。

そして、家庭裁判所たいして”相続放棄申述書”と戸籍謄本や住民票など必要書類を提出し、相続放棄申述受理通知を受けなければなりません。

これで終わりではありません！国庫に帰属される手続きが必要です。これは弁護士や司法書士の方に依頼する必要があります。

しかし、しかし！！ここまでしてもまだ終わりじゃありません！

たとえ相続放棄が成立しても相続財産管理人が管理を開始するまでは管理義務は残ります。その為、相続放棄した土地などの周辺住民とのトラブルや管理を怠ったことにより事故が起きてしまった場合は責任を負わなければならない可能性があります。

空き家問題も増えてきている近年、こういった問題はこれから増えてくるかも知れません。

相続関係は早めに専門分野の方に相談し、管理が困難な場合は業者等への依頼を検討することをオススメします。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。