金カム12星座分け(4)
漫画「ゴールデンカムイ」のキャラクターを12星座で分けるシリーズ。今回は、山羊座、水瓶座、魚座です。
(物語は現在進行形で進んでいますが、この仕分けは2021年8月に作成した宿題レポートをもとに書いています)
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山羊座
”不死身と呼ばれた男”
杉元佐一
日露戦争での戦いぶりと常人離れした回復力から「不死身の杉元」と呼ばれる。
はい、ようやくもう一人の主役、杉元の登場です。
登場させないわけにはいかないんですけど、すぐに山羊座だ!となったわけでもなく…。
杉元は戦死した幼なじみ寅次の妻で、同じく杉元の幼なじみ梅子の眼病の治療費を得るために、アイヌの金塊を狙っています。「不死身の杉元」と呼ばれるほどの強靭な生命力、これは、生きて帰って梅子の眼病を治そうとする気持ちに支えられていると思うのですが、山羊座には目標達成のために耐えるイメージがあって、杉元のイメージと重なりました。
アシㇼパは年齢的にはまだまだ子どもで、杉元よりもずっと歳下であるにも関わらず、杉元が常に「アシㇼパさん」と呼んでいるのは、パートナーとして認めていて、そして自分にはない彼女の知識にちゃんと敬意を払っているのだと思います。でも敵には一切の容赦がなく、冷静さを失わない…いや、失っていたときもありますが!笑
生き延びるためには、冷静沈着な判断というのも必要だと思うので。
ちょっと消去法的になってしまっている感もあるのですが、杉元は山羊座にしました。
水瓶座
”反逆の情報将校”
鶴見篤四郎
陸軍中尉。第七師団の情報将校としてロシアに潜入し諜報活動を行っていた。
鶴見たち第七師団は日露戦争で冷遇されてしまい、部下たちに報いるために自らが指導者となり、北海道にあらたに軍事政権を樹立するべく、その軍資金としてアイヌ埋蔵金を狙っています。
ああ見えて、ともに戦った仲間のため、なんですよね…。
冷酷で残忍、元情報将校、エキセントリックでとっぴな言動が多く、血がのぼりやすい…いやぁもう、水瓶座はこの人しかいない、と思っていました。
水瓶座さんの思考って、他の人からすると突飛な感じがしてしまうのですが、実はすっきりとした論理があるので、よくよく話を聞くと、ああなるほど、それでこういうことをやった(言った)のか…と思うことも多いなと思います(以前の職場に水瓶座さんが数人いたので、その方たちの印象が強い)。
鶴見の言動も一見とっぴに見えて、そこにちゃんとした論理があるから、それを部下たちはみんな感じていて、鶴見のために行動しているんじゃないかなぁと思います。部下たちがその考えをすべて共有、理解しているかどうかはまた別として…そういう考えを直接口にしなくても、普段の言動だけでも論理的な思考があるって思わせるだけの人でもありますもんね、鶴見って。
魚座
”不屈の阿仁マタギ”
谷垣源次郎
もとは阿仁(秋田県)のマタギで第七師団に所属していた。ゴールデンカムイのお色気担当。
谷垣は第七師団での任務中に怪我を負ったところをアシㇼパに助けられ、フチ(アシㇼパの祖母)のところで療養。その恩返しに第七師団を離れ、アシㇼパを無事にフチのところに帰すと決意するという、真面目で義理堅く、寡黙で誠実な男。
…なんだけれど。ねぇちょっと、流されすぎじゃない?って思うことがしばしばで、それもあって魚座にしました 笑
アイヌの金塊を狙っていたり、職務だったりで旅をしている者が多い中、谷垣は命を救ってくれたフチに対する恩返しで旅をはじめているのですよね。孫を心配するフチに情が移ったのかなぁって思っていました。流されてはいないけど、情が移っちゃう、優しい性格。
フチを占いで不安にさせた占い師、インカㇻマッに対しては、はじめは胡散臭く思っていたはずなのに、一緒に旅を続けるうちに情が通い、将来を誓う仲に。なんだかんだと優しかったし。
たしかにインカㇻマッはラッコ鍋のせいにしていいって言ったけど、流されやがって…って思いながら読んでいました 笑
樺太に行ったときには、サーカス団に合流し、月島とともに少女団に加入。はじめこそ戸惑った表情をしていたものの、すぐに少女団になじみ、フミエ先生から叱責されまくって「俺は少女団のお荷物です…ッ」ってブヒィッっと泣いちゃったり、少女団の紅子先輩との絆と涙の別れ…。
いや、よく泣くなぁ 笑
お色気担当だけれど、本人が狙っているわけではなく、写真館での撮影のときは「他の人たちはみんな脱いだ」と言われ、ひとりだけふんどし姿で恥ずかしいポーズで撮影。
おかしいなって、ちょっと思っていても、なんとなく相手の要求に応じてしまうところがッ、魚座の優しさと流されやすいかんじにピッタリだなぁと思いました。
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いかがでしたでしょうか。以上で12サインすべて出揃ったのですが、あともう1回続きます。
次回は、共通する特徴をどう整理して仕分けしたかについて、です。