金カム12星座分け(2)
漫画「ゴールデンカムイ」のキャラクターを12星座で分けるシリーズ。今回は、蟹座、獅子座、乙女座です。
(物語は現在進行形で進んでいますが、この仕分けは2021年8月に作成した宿題レポートをもとに書いています)
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蟹座
”タタールの猛虎”
キロランケ
アシㇼパの父の友人。実は樺太アイヌとタタール人の血を受け継ぐパルチザン。
私の推しでございます(いきなりどうでもいい情報)。
アシㇼパにとっては、とても優しいニㇱパだったんだろうなぁと思います。そんな優しさと強さをあわせ持つ快男児ですが、極東民族の独立運動に身を投じたパルチザンで、帝政ロシア皇帝暗殺の実行犯の一人でもあり、独立運動のために非情な行動にでることも。
パルチザンの長、ソフィアは憧れの女性。収監されている間にぽっちゃりどころかどっしりとした体型に変わっていたソフィアに「めちゃくちゃいい女になった」と言っていたほど、ぽっちゃり体型が好み。
少数民族である自分たちの独立運動のため、というのはキロランケの全てではないかと思います。北海道に渡り、妻も子もできても独立運動のことはずっと忘れず、それはアシㇼパの父ウイルクに対する不信感にも繋がっていく。仲間を守るために激しい攻撃に出るというところに、蟹座っぽさを感じました。
ただ、じゃあキロランケの妻子はどうなのってなります。
蟹座のやさしさは、その甲羅の中に入ってこそ本領を発揮すると思うのです。それまでは、当たり障りのないかんじというか。
キロランケは目的のためにアイヌのコタンに潜伏し、馴染むよう妻子を得たのかもしれないと思ったりもするのですが、もしそうだとすると、蟹の甲羅の中、キロランケの懐の中に入っていたのかどうか…。6巻だったかでコタンを出てから、結局一度も帰ってないですよね、キロランケ。
ウイルクが裏切ったのではと思ってからの行動は、やっぱり蟹座を彷彿とさせます。信頼していた人からの裏切りって、蟹座さんはとてもツラいと思うので。
また、蟹座は母性。ふっくら、ぽっちゃりとした体型は、母親の包容力も感じさせ、そういう女性が好みというところも蟹座を感じます。
というわけで、キロランケは蟹座にします!
獅子座
”愛され脱獄王”
白石由竹
少年時代に幼年監獄を脱獄して以来、何度も収監、脱獄を繰り返す「脱獄王」。
獅子座、ちょっと迷ったのです。やっぱり獅子座って、物語の中で主役を張ってるかんじがするので。アシㇼパさんか?杉元か?でも、二人よりもよっぽど獅子座っぽい男がいました。
関節を自在に外すことができる特殊体質で、脱獄のための小道具をいくつも体の中に隠し持つ「脱獄王」。
脱獄をするのって、もちろんいいことではないけれど、ここまでくると、ドラマチックにもみえるんじゃないかなぁと思います。
それから、小道具を隠し持っていると言っても、それでスパッと逃げられるわけではなく、地味に鉄をギコギコやったりしていたと思うのですよね。それが、不動宮の情熱っぽいなぁと。活動宮の情熱はそんなに続かないと思うのです。柔軟宮は脱獄するより看守とうまくやりそうだし 笑
それに脱獄を成功させるには、大胆さが必要そう。
そんな白石は、博打、酒が大好きなお調子者で、ムードメーカー。まったく憎めない愛されキャラ。そして、白石がいる!っていう謎の安心感 笑
それって、百獣の王である獅子がどっしりと構えていたら、それだけでなぜか安心感が醸し出されるのに似ている…気がする。どうだろう…笑
乙女座
”第七師団の良心”
月島基
第七師団・陸軍中尉の鶴見の右腕。死刑囚だったが、鶴見の尽力により釈放される。
鶴見からはまだ知らされていない事実があると感づいてはいるけれど、忠実な部下としてどんな仕事も淡々とこなし、ロシア語習得をはじめ、困難な任務も完遂する。
そしてお守り役をすることも多い月島。江渡貝くんや鯉登の相手をするのはけっこう大変だと思うの…笑
とにかく個性的なメンツに囲まれ、「俺は何をやっているんだ?」と冷静にセルフツッコミを入れるような状況に巻き込まれることも多い気がします。
その最たるものは、樺太でサーカス団に合流したとき。月島は谷垣と一緒に少女団に入り踊っていました。
とにかくフミエ先生から叱責されまくっていた谷垣とは違い、おそらく完璧に踊っていたであろう月島。少女とたちとお揃いのふりふり衣装に身を包み、真顔で踊り続ける月島。
月島は、これも任務のうちと考えていたのだ(そして無の境地だったのかも)と思うのですが、どんなことでも適当にはならず、完璧にこなす…これぞ乙女座気質…笑
純粋な鯉登とは違い、鶴見という人物を見極めて、部下としてついているかんじ、猜疑心もしっかりあるかんじが乙女座っぽいなって思います。
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いかがでしたでしょうか。次回は天秤座、蠍座、射手座です!