安心して生きていく
先日、星読みクラス卒業生の勉強会で、2ハウスについて深堀りをしていました。なかなかリアタイ参加ができなくて、後日アーカイブをメモをとりつつ観ていたんですが、なんか思いのほか自分の深い部分に繋がっていて面白かったです。
2ハウスって、獲得、所有…お金とか、資産ってイメージしかなかったんですが、「安心して生きていくために必要なこと」ってなんだろう?ということでお話されていて。RPGに例えてお話されていたんですけど、初期装備がないと、丸腰のまま旅に出るのは不安ですよね。2ハウスの安心して…っていうのは、この初期装備的なこと、ものってこと。
私は2ハウスのカスプが乙女座なので、乙女座のキーワードをぼんやりと思い出していて、子どもの頃のことがズルッと出てきました。
子どもの頃、友だちとおしゃべりしている最中、不意に「今わたしはここにいるのかな?」って感覚に襲われることがたまにありました。
友だちの声も聴こえているし、他の子たちと一緒に相槌も打ってる。でも、「もしかしたら、これば全部私の幻想で、ほんとうは壁に向かってひとりでぶつぶつしゃべってるだけじゃないのか」って気持ちになる。誰かが小さな窓から私の様子をうかがって、「またはじまったよ」って言ってるんじゃないか。
その感覚に襲われたとき、友だちに名前を呼んでってお願いして、呼んでもらうと、だんだんその感覚が抜けていって、ああ現実なんだって安心できる。
今考えると、友だちの話に相槌を打ってる「相手→自分」だけではダメで、「自分→相手→自分」なんですよね。私の言葉に相手が応えてくれて安心できる。
この感覚は年齢があがるにつれて頻度は少なくなっていったけれど、高校生の頃まで続いていました。その後、働きはじめて、その感覚は出なくなりました。
これ、2ハウスに注目して考えていたら、自分のホロスコープに出ている気がして。
私の2ハウスカスプは乙女座。月と冥王星がいて、この2天体はサインは違うのですが、ゆるめのコンジャンクション。
マレフィック天体があるとその成長が妨げられますが、私の冥王星は逆行中で、同じマレフィック天体の土星とスクエア。ハウスカスプ乙女座のルーラーである水星も冥王星とスクエアです。もうめちゃくちゃ妨げられていますよ 笑
私は自己肯定感も低くて、自分の長所をきかれるのが苦痛でしかない。誰かから、ここがいいところだよと言ってもらっても、自分のことをそんなふうには思えない。それを、私は生まれ育った環境だとかによるものだと思っていたのですが(ちなみに大人になってから冷静に分析しているので、そこに怒りも悲観もないです)、なんだか、私の子どもの頃のあの感覚と、この自己肯定感の低さって、この2ハウスに現れてるんじゃない?と。冥王星、徹底的ですから。
2ハウスの安心感は、カスプルーラーがいるハウスで獲得していく…というわけで、私の水星は11ハウス、蟹座です。
働きはじめて、たくさんのいろんな人と話す機会が増えたことや、同僚や後輩に、理不尽に思える仕事が投げられると上司に猛烈に食ってかかっていったりしていたので(蟹っぽーい)、わざわざ「名前呼んでくれる?」って頼まなくても、自分が現実に存在しているってことを感じられるようになっていったんだろうなぁって思いました。
そうなんですよ、きっと私が安心して生きていくための乙女座的キーワードは「現実感」なんです。自己肯定感が低いので「人の役に立っていること」までいけない。
仕事を辞めた直接の理由は、激務すぎて、年齢的にもうそろそろ無理!このまま続けたらいつか倒れるって思ったからなんですが、すんなり辞められたのは、11ハウス的なワークの必要がなくなったのかなって思ったりもしました。
だから、もしかしたらこれから先は「人の役に立っていること」なんかも加わっていくかもしれないなーと思います。
自己肯定感ってなんとなく1ハウスっぽいって思うのですが、2ハウスのことを考えていたから子どもの頃のことを思い出せたし、こういう考えに至れたんだと思います。こんなに冥王星にやられてるなんて、感じてなかった 笑
いや、なんかほんとおもしろい。
「安心して生きていくために必要なもの、行動」、ここにマレフィック天体がいると、ええっ?って、もうそれだけで不安になるかもしれません。とくに天王星、海王星、冥王星は、自分ではどうにもできない外からの力と言われているし、どうしたら?ってなるかもしれない。
でも、これだけ冥王星に徹底的に妨げちゃうよ〜ってされている私でも、ちゃんとこれなんだってものを感じている。
時間はかかるかもしれないけど、感じにくいだけで必ず手にしている。時間がかかる分、感じ取りやすいものよりも、いったん輝きはじめたらものすごく輝くのだと思います。