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【インクレディブル・ハルク】— 怒りが生んだ最強の力!暴走する超人の苦悩と戦いを描く物語

どうも、30歳サラリーマンで映画レビューをお届けするK-taroです。

今回は、『インクレディブル・ハルク』(原題: The Incredible Hulk)を紹介します。本作は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の初期作品であり、2008年に公開されたハルク単独映画。主人公ブルース・バナーの苦悩と、彼の内に潜む緑の巨人ハルクの暴走を描いたSFアクションです。

ハルクにもびびらず近づくエミル・ブロンスキー

ストーリー

科学者ブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、ある実験中にガンマ線を浴びたことで、怒りが高まると緑色の巨人「ハルク」に変身してしまう体質になってしまいます。彼はハルクとして暴走することを恐れ、逃亡生活を送りながら治療法を探し続けます。

ノートン演じるハルク、心身を落ち着かせようと修行をしているところからスタート。

一方で、アメリカ政府はハルクの力を軍事利用しようとし、執拗に彼を追跡。軍の精鋭エミル・ブロンスキー(ティム・ロス)は、ハルクに匹敵する力を得るために自らも人体実験を受け、「アボミネーション」として覚醒。ニューヨークを舞台に、ハルクとアボミネーションの壮絶な戦いが繰り広げられます。

エミルブロンスキー、自分こそ最強のソルジャーだと信じる自信家のようだ

エドワード・ノートンのハルク

本作でブルース・バナーを演じるのはエドワード・ノートン。彼の演じるバナーは、常に苦悩を抱えながらも、ハルクの力と向き合おうとする知的なキャラクターとして描かれています。

MCUでは後にマーク・ラファロがハルクを演じることになりますが、本作のノートン版バナーはよりダークでシリアスな印象が強いです。

左:エドワード・ノートン 右:マーク・ラファロ

ハルク vs アボミネーション

本作最大の見どころは、ハルクとアボミネーションの圧倒的なバトルシーン。アボミネーションは、ハルクの力を超えるほどの怪物となり、街中で暴れ回ります。ハルクは暴力的な力を持ちながらも、最終的にはその力をコントロールし、ニューヨークを守るために戦う姿が描かれています。

アボミネーションは骨が浮き出て、硬く、茶色のような皮膚

アクションシーンは迫力満点で、ハルクが軍の攻撃を受け止めたり、アボミネーションとの肉弾戦が繰り広げられる場面は、観ているだけで熱くなります。

ハルクは筋肉がもりもり、緑色の体をしている。

ブルース・バナーの苦悩

『インクレディブル・ハルク』は、単なるヒーロー映画ではなく、「自分の中にある暴力的な力をどう扱うか?」というテーマが深く描かれています。ブルース・バナーはハルクの力を「呪い」として捉え、その力をコントロールしようと苦しみます。このテーマは後のMCU作品でも繰り返し描かれるハルクの核となる部分です。

目が緑色に、変化の予兆。怒りがスイッチに!

MCUとのつながり

本作は、MCUシリーズの初期作品であり、ラストにはアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)が登場し、アベンジャーズ計画を示唆するシーンが挿入されています。これによって、後のアベンジャーズ映画への布石が打たれています。

また、後のMCU作品『シャン・チー』『シーハルク』にもアボミネーションが登場し、MCUのストーリーに影響を与え続けている点も面白いポイントです。

シーハルクには変身前のエミルが

まとめ

『インクレディブル・ハルク』は、MCUの中でも異色のシリアスなSFアクション映画。ブルース・バナーの内面の葛藤と、ハルクの破壊的な力が描かれ、単なるヒーロー映画とは一線を画すストーリーが展開されます。

ハルクのアクションシーンは迫力満点で、特にアボミネーションとの戦いは見応え十分!ディズニー+で配信中なので、MCUファンやアクション好きの方はぜひチェックしてみてください。

それでは、次回もお楽しみに!K-taroでした。


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