「SIREN」のモデルになった廃村に行った話 in秩父
※立入禁止エリア、及び建物内へは入っていません。
秩父にある、ホラーゲームSIREN(サイレン)のモデルになったと言われる廃村『岳集落』に行って来ましたので、ここに記録を残します。
廃村の詳細
『岳集落』
SIRENのモデルとして有名な廃村です。
ソース:http://heyaneko.web.fc2.com/dj10.html
SIRENのシナリオライターである佐藤直子さんと交友関係にあった廃村研究家のHAYANEKO氏が、ソニーチームと一緒にSIREN制作の取材を兼ねた廃村巡りの際に案内したのがこの『岳集落』であった、ということらしいですね。
人口が減少していき自然に消滅した集落とのことですが、ホラーゲームの舞台ということもあり心霊スポット扱いされている現状があります。
また、2013年に男が自殺を図ろうと廃屋に放火し逮捕される事件もあったようです。
道中
秩父さくら湖を見下ろして走るバスぬくもり号に乗り、最寄りバス停(日向)で降ります。
降りて早速廃墟がありました。これはかつて公民館として使われていた建物のようです。湖畔の廃墟は非常に絵になります。
脇道を上り岳集落を目指します。この辺りは日向集落といい、現在も生活している方たちがいる集落です。
日向集落から更に上っていくと、どんどん深い山道になっていきます。人気は全くありません。
岳集落に近づくと、「練馬区立青少年キャンプ場」が現れます。
ここは普段は立入禁止ですが、練馬区民限定で区役所へ予約をすれば無料で使えるみたいです。本当に廃村のすぐ近くなので、ホラー好きが集まってキャンプでもしたらきっと楽しいでしょう。
そしていよいよ岳集落
ここから空気が変わります。真夏なのに涼しいと感じるくらい気温が低く、薄暗くて張り詰めたような雰囲気があります。
家具や当時の手紙など、生活感を残す建物や墓地もありました。
そしてここが、廃村の最奥にある「十二社神社」です。神社にはお供え物、お賽銭がありましたし、綺麗に手入れしてあるので来客や管理されてる方がいるようです。
とても静かで、水汲み場の水が流れ続ける音だけが聞こえます。
まとめ
当たり前ですがSIRENの羽生蛇村のような邪悪さは無く、非日常感と哀愁、諸行無常を感じることができ、集落エリアは狭いですが満足感がありました。
道中坂道は結構きついですが、道も整備されており、崖や崩れた建物に近づき過ぎなければ危険もないので行きやすい場所だと思います(動物や害虫には注意が必要)。
余談ですが、もし行かれた際はさくら湖のダム資料館「うららぴあ」でダムカレーを食べましょう。山歩きで疲れた身体に塩分が染み渡ります。
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