MacBookでも実務補習や診断士業務に問題はなかった の巻
皆さんこんにちは。MacBookユーザーで中小企業診断士のてぃむ🐥です。
「中小企業診断士としての活動はMacBookでもできるの??」という質問をよくいただくので、今回はMacBook × 診断士業務 の実態について書いてみたいと思います。
もうすぐ私が中小企業診断士の実務補習(15日間コース)に参加してから1年が経とうとしています。
2022年1月、試験合格後に情報収集していると「実務補習にMacBookだと班員に迷惑がかかる…」「診断士として活動するならWindowsが必要」という旨の記事やツイートを多く目にしたのですが、実務補習15日(約16万円)&協会への加入(約8万円)を検討していた私の手元にあったのは2018年に購入したMacBookAirのみ。
仕事に耐えうるスペックのWindowsPC(推定20万円前後)を購入するのに躊躇した私はいろいろ調べた結果
「MacBookでWindows使えるようにすれば大丈夫かな…?」
と判断して恐る恐る実務補習に参加しました。
前置きが長くなりましたが、結論を言うと
MacBookで15日間の実務補習(資料の共有やマージ)、何の問題もなかったです!!!
それどころか
・MacBookでWindowsを使えるようにする必要もなかった
・診断士として約1年間いろんな仕事をしたけど何も問題なかった
です。
勿論、少数派のMacBookで実務補習や診断士の仕事を行うにあたって必要となる物やデメリットもあったので、共有していきます。
(本記事は実務補習だけでなく、仕事での経験も踏まえて書いています。)
診断士のお仕事
てぃむ🐥は実務補習後、中小企業診断士としては約1年で
補助金申請支援、セミナー講師、商工会議所の窓口相談員、企業の経理業務支援やシステム導入支援、SNS活用支援、コンテンツSEO対策支援
などを行ってきました。
いつも使っているPC周辺アイテムはこんな感じです!
MacBookユーザーに必要な物
Office365
実務補習の報告書作成はWord、財務分野ではExcelを使って計算、図表の作成もするならパワポをポチポチ…
という状況になる可能性が高いです。
(Googleのスプシやドキュメントを使う班もあるようですが)
なのでOffice365は高確率で必要になります。
私は診断士のお仕事(補助金の事業計画書作成、セミナーの資料作成、その他様々なデータや文書の編集・共有)をするうえで、「Office365のソフトを使わない仕事はほぼない!」と感じたので永続版を購入しましたが、「とりあえず実務補習だけ…」という方は1年版でも良いかと思います。
過去の記事では パワポやWordでページがズレる、体裁が崩れる というのをよく目にしますが、Officeも日々アップデートされているので2022年1月の実務補習から現時点まで、そのような問題が起きたことは一度もないです。
(同時期にMacBookで実務補習を受けた方々も問題なかったようです🤔)
USB-CとHDMIの変換コネクタ
MacBookにはHDMIケーブルを挿すところがないため、モニターを使っての
作業やプロジェクターへの投影の際には変換コネクタを使用する必要があります。
私の実務補習班は先生の事務所での作業だったため、自分の担当パートを議論する時はプロジェクターで画面を見せながら情報共有をしていました。
実務補習で必要になる可能性はあまり高くないですが、自宅でモニターを使用して作業をする場合にも必要になるので持っておいて損はないアイテムです。
また、診断士としてセミナーの講師を行う際にはプロジェクターに接続するためにほぼ毎回使用しているので、そういった仕事に興味がある方は持っておいた方がいいかもしれません。
てぃむ🐥はHDMIのほかにUSBとUSB-Cも挿せるハブタイプを愛用しています。
USB-Cとライトニングの変換コネクタ
こちらは必須ではないですが、iPhoneの純正イヤホンをMacBookで使用する際には変換する道具が必要になります。
実務補習では、打ち合わせや診断先への報告会がzoomで行われることがあるので、マイク付きのイヤホンは必須です。
普通のイヤホンを挿す穴はあるのですが、何故か2つ連続で壊れてしまい、頑丈なiPhoneの純正イヤホンを使用するために購入したアイテムです。笑
充電器とケーブル
短時間の外出ならMacBook本体のみの持ち運びでもいいのですが、長時間のオンラインでの打ち合わせや資料の作成を行う場合、充電器とケーブルはあった方が安心です!
MacBookの充電器はApple純正のものだと大きい&重いので私は小さくて軽いものを購入しました。
※一般的なスマホ用のものだと出力が足りず、なかなか充電ができないことがあるので出力数が高めのものを選びましょう。
ケーブルもApple純正のものでもいいのですが、いろんなケーブルを持ち運ぶのが面倒だったのでスマホやマウスも充電できる3in1タイプを購入しました。
テンキー
実務補習の1社目で財務会計分野の担当になり、「これじゃ戦えない…!」となったため、持ち運び用の薄くて軽いテンキーを購入しました。
(自宅ではAppleのテンキー付きMagic Keyboard ↓を使用しています。)
自宅以外の場所で数字を多く使った資料作成や計算が必要な作業をする場合はテンキーがあると便利なのですが、自宅で作業することが多い場合は使う機会が少ないかもしれないですね。
↑こだわりがないのでデザインで選びました。
てぃむ🐥は実際にお仕事をするようになってからは、支援先でExcelを使って作業する時(収支計画の作成や財務諸表の分析)などでたくさん使ってます。
マウス
マウスがあった方が早く作業できるタイプの人間なので持ち運び用のマウスを準備しました。
企業でのヒアリング中は文字を打つことがメインだったのでマウスを出さなかったのですが、報告書の作成や、普段の仕事で資料を作成する際には外出先でもマウスを使って作業することの方が多いです。
(パワポのショートカットを未だに使いこなせてないので)
持ち運び用は薄いマウスを使用していたのですが壊れてしまったので、自宅用も持ち運び用もトラックボールのマウスにしました。
地味に高いけどこれを使ったらもう他のマウスに戻れない…
MacBookを使用するメリット
MacBookは世界的にも人気なので便利なところはたくさんあると思うのですがその中でも、私が診断士として活動した中でMacBookを使っていて良かったと思ったポイントや機能を紹介します。
一瞬でiPhoneと情報を共有できる
・iPhoneでコピーした文章や画像をそのままMacBookにペーストできる(逆も可)
・iPhoneのSafariやChromeで開いているサイトをMacBookで開ける(逆も可)
・AirDrop機能で画像やファイルを送ることができる
・メモアプリの内容を共有できる(自動)
などなど…
iPhone⇔MacBook間の情報共有はとにかく早い&楽です!
(MacBook同士でも同様に共有できるのですが、私はまだMacBookユーザーと一緒に仕事をしたことがないです…)
実務補習中は企業の現場を見学する際にiPhoneだけを持ち歩き(※スマホを弄っているように見られてしまいそうだったので先に一言断りを入れました)、資料を作成する際に
・メモした内容をWordに転記して班員と共有
・撮影した写真をPCに保存
が3秒くらいで完了したのは本当に楽でした。
他にも、最近のiOSだと画像の中にある文字情報を認識できるので、紙の資料や本の写真を撮って文字情報を認識→文字をコピペ することで報告書などに一瞬で引用することもできます。
また、移動中などの隙間時間を利用してiPhoneで画像のトリミングや文章の作成、ウェブでの情報収集を行なっておけば、すぐにMacBookに共有できるので、資料作成や執筆など様々な仕事をする上でもかなり時短になります。
ロックの解除が一瞬でできる
MacBookは指紋認証機能があるので、PCを開いて約1秒、指1本でロックが解除できます。
ヒアリングでPCを取り出してメモする際などに相手をお待たせする心配がないほか、人前でロックを解除する際にパスワードを見られる心配もないので地味に便利だと思ってます!
MacBookを使用するデメリット
MacBookには便利な点がたくさんありますが、不便な点やデメリットももちろんあります。
その中で私が感じたデメリットをいくつか紹介します。
慣れるまでは効率が落ちる
私は診断士に合格する前まではMacBookで動画や画像の編集くらいしかしたことがなく、本業ではWindowsのPCを使用していたため実務補習で報告書を作成する時に「ExcelのショートカットキーがWindowsと違う」「キーボードの配置が違う(かな変換など)」という理由で誤入力が多発しました。
何日か使えば慣れるので問題 というほどではなかったのですが、WindowsとMacBookだとアプリやウィンドウの操作性やボタンの位置が異なっているので「今までWindowsを使ってきたけどこれからMacBookデビューしようかな」と考えている方は操作に慣れるまでストレスに感じることが多い というのは留意した方がいいかもしれません🤔
ショートカットキーや設定など「これ、MacBookだとどうすればいいの?」と感じることは基本的にネットで調べたら解決できるので、一般的なネットリテラシーがあれば問題ないかと思います。
CSVファイルを直接開けない
診断士になってから経理業務の支援をする際に初めて気付いたのですが、MacBookではCSVファイルをそのまま開いたり編集することができません。
専用のアプリをインストールして使用することで問題なく作業することはできたのですが少し面倒なので、頻繁にCSVファイルを使用する方にはデメリットになります。
圧縮したファイルはWindowsと互換性がない
MacBookで圧縮したファイルをWindowsで解凍すると、文字化けしたりファイルが開けないという現象が起こります。
こちらも専用のツールやアプリを使って作業すれば問題なく対応はできるのですが、少し手間がかかりますね。
ちなみにてぃむ🐥は700円で"Keka"という圧縮&解凍アプリを入れたので一瞬で作業できるようになりました!お金で解決💰
デリートキーがない
MacBookのキーボードにはデリートキーがないんです!!!
自宅で使用しているMagic Keyboardにはデリートキーがついているので問題ないし、致命的というほどでもないデメリットですが、1つ右の文字を消す際にfnキーと一緒にバックスペースキーを押すかカーソルを移動してから文字を削除する必要があるのですが「地味に面倒くさいなぁ」と感じることがあります。
「互換性がない」という偏見を持たれている
これがたぶん、この1年間で私が感じた最大のデメリット(?)です。笑
「ページや画像がズレる」「数式やファイルが壊れる、開けない」
「公的機関のページや資料はWindowsにしか対応していない」
などの情報を目にすることがあるし、数年前はそのような問題があったようなので仕方ない部分はあるのですが……
1年間で実務補習だけでなく普段の仕事でもMacBookでExcel、Word、パワポをずっと使用してきて、MacBookの使用が原因の問題は一度も起きたことがないですし(今まで一緒に仕事をした人は99%がWindowsユーザーです)、Windowsにしか対応していないページや資料を見たことがないです。(2023年1月時点)
なのでまだ実務上で困ったことはないのですが、仕事相手から「MacBookで仕事できるの?」「互換性ないんでしょ?」と心配されてしまうことがあるのは個人的にデメリットかな と思いました🐥
まとめ
MacBookを使うことにはメリットもデメリットもありますが、私は診断士になってから1年間使用してきてメリットの方が大きいと感じているし、これからもMacBookを使い続けるつもりです!
これから診断士として活動しようとしている方で「MacBookでも大丈夫かな?」と不安に感じている方がいるかと思いますが、実務補習だけでなく、多くの診断士がやっている補助金申請サポートやセミナー講師の仕事で問題なく対応ができたので、このnoteを読んで少しでも不安の解消につながれば嬉しいです🐥
PCの環境は日々変化しているし、私が把握できていないこともたくさんあるかと思うので、「これ追記した方がいいよ!」っていう情報などあればいつでもご意見・ご連絡ください。 byてぃむ