レイプって重罪ですよね?

レイプは重罪だと考えています。

なんとか減らすことはできないのしょうか?

自分が被害に遭ったわけではないけれども、そういった経験をした方の勇気ある発信を見るたびに心を痛めています。

日本は世界的に見て、とても治安のいい国です。

その治安のいい国を誇る日本ですが、レイプ被害は水面下で日常的に行われています。

エロ本、AVに代表されるポルノなどの、レイプを助長する性文化はひどいレベルです。ポルノの影響によって引き起こされるレイプ被害は後を絶たないのではないでしょうか。

あふれるばかりのポルノに加えて、学校や家庭できちんとした性教育をしない文化や教育制度にも問題を感じています。


日本の性文化についての問題

①ポルノの内容にレイプ系があまりにも多すぎること

②女性側も、自己防衛するための知識を教わる機会がないこと


この2点を改善することが大事です。

今回は①についての考えを述べます。


①ポルノについて

エロ本やAVなどのポルノで一番問題なのは、レイプがあまりにも日常的に描かれている点です。

襲われた方の女性は決して嫌がっておらず、とても気持ちよさそうに照れてあえぐ描写が多いです。

嫌がっているとしても、男性サイドは嫌がる顔に興奮を覚え、さらに激しく犯すといった内容です。女性サイドは嫌がりながらも確実に感じている描写になっていて、結果として読者は無理矢理犯すことが正しい行為であるかのように錯覚してしまいます。


レイプは、犯罪です。

では、犯罪は描いてはいけないのでしょうか?

否、殺人など、凶悪な犯罪も多くの作品になっています。

表現の自由の観点から、たとえ犯罪であろうとも、それを描くことを禁止することはできないはずです。

殺人とレイプの描写の違い

しかし、そういった殺人事件を扱う作品と、レイプを描く作品の違いには、決定的に大きな差が一つあります。

それは、殺人事件は必ず犯人を追い詰めるところまでを描き、見るひとは最終的に犯罪者が罰せされるところまで見届けることになる、という点です。

また、殺害された人の関係者(遺族や友人など)が嘆き悲しむという心の描写もしっかりあり、被害者側の気持ちに寄り添って見ることができる仕組みになっています。

一方でポルノはどうでしょう。

レイプという犯罪を平然と犯して、それで犯罪者が気持ちよくなって終わりです。

犯罪者が1人勝ちして、その罪を問われる描写は一切ありません。

ここが、大きな問題点だと感じています。


表現の自由があるので、レイプを描くな、とは言えないですが、【事後】をきちんと描くことで、犯罪防止につながるのではないかな、と思います。


×レイプを肯定するメッセージ 〇レイプを否定するメッセージ


提案ですが、法律でこのように規定するのはどうでしょうか。

1.【レイプは犯罪です。セックスは同意のもとで行いましょう。】などの忠告文を必ず入れなければならない

2.【同意とは?】の説明文をきちんと入れる

3.【事後】を必ず描くようにする

⇒被害者のメンタル面を描き、どれだけつらいを思いをしているのかわかるようにする。(殺人を描く作品で被害者の遺族のメンタル面を描くのと一緒。または殺害される前後の被害者の内面を描くのと一緒)

⇒妊娠させてしまった場合の様々なことをちきんと描く

※中絶費用を出すとか、公になって社会的な地位や信用を失うとか

⇒妊娠以外にも、中出しによって性感染症になってしまった場面を描く、など

☆最終的にはレイプ加害者が、必ず【損】をしている場面(=罰を与えられる場面)を必ず描かなければならない。

気持ちよくなって終わり。ちゃんちゃん♪では済ませないように法律で規定するのです。

いまあるレイプ作品そのものをなくすのは不可能かと思います。

【その先】をきちんと描き、レイプのリスクと犯罪性をきちんとアピールし、ポルノがレイプ犯罪を助長することのないように仕向けていくことが大事です。

レイプは魂の殺人と言われています。

いまの日本の性文化では、表現の仕方があまりに軽く扱われている現状です。

もっと、重くとらえる必要があるのではないでしょうか?

魂をなめちゃいけません。

魂の殺人ですよ?

レイプは殺人事件と同様に、ちきんと犯罪者が罰せられる(または何らかの損をする)ところまでを描くべきです。


法律でそこまで規定するのは実際には無理だろうなとは認識していますが、そのぐらいの勢いが必要であることは確かです。

あとは表現者の良心に従うしかないですね。

良心に任せて世界がよくなったことなんてある??

商売である以上、そんな末路まで描いたら売れなくなることは確実です。

人の道徳心に任せて法律で縛ることを放棄したら、その問題の解決は遠のくでしょう。

ときには良心に任せるのではなく、法律という大きなくくりでしっかりと押さえつけることが必要です。

ひとりひとりに任せると、誰も実行しません。

法律で決められていれば、全員がそれに従うしかないです。

末路まで描くのが無理でも、犯罪だということを示す1文を必ず入れること、ぐらいは現実のものできるのではないでしょうか?

たばこやお酒の販売促進のあれこれに、【たばこは20歳から】【お酒は20歳から】という注意書きがついているのと、同じレベルです。

人を殺すことはわざわざ書かなくても、悪いことだと誰もでも理解できます。

レイプは、悪いことだと、犯罪であると、知らない・分からない・その先が見えない人があまりに多すぎるのです。

たばこやお酒の注意書きと同様に、レイプの犯罪性の認知がもっと広がるように国が動くべきですね。









いいなと思ったら応援しよう!