3・浜田雅功さんも格付けチェックで消えるところだった!
2024年元日16:06からテレビは報道機関として未曾有の災害を生放送で伝えていかなければならない使命があるとしているが、一方で商業放送として成り立つ民法は予定していた番組を放送しなければならない宿命を負っている。
ANNテレビ朝日系列では正月番組として圧巻の存在感と実績を持つ「芸能人格付けチェック2024」を18:00から22:00までの4時間を予定していたが、さすがに一週間繰り延べ、元日のこの夜は21:00から「相棒」を放送することに決定した。
テレビ業界不況の中で4時間もの番組を制作し放送するだけの予算があるのか?
おそらく1時間1500万円として合計6000万円
「不況なので!」と値切られ、8掛けで4800万、キリのいいところでなんとか4500万円でお願いします!ぐらいの会話が大阪弁でありつつ、現場の制作会議に降りてきたに違いない、なんと最初の予算から1時間分も減額になっている。
今年も元日のオンエアを予定してたために浜田さんは「皆さん、元日の夜は必ずこの番組を見てるんですよね!だからこそ一流の芸能人は間違えていけないんです」との毎年同じコメントでスタートしていたはずである。
しかし1週間の延長が決まった瞬間から制作者はこの部分のオンエア尺をカットし、他のもので埋めなければならない。だからといって、お金もない・・・そんな危機を救うのは、実は放送作家の役割でもある。(そうではない作家がほとんどだが・・・)
クオリティを落とさず金をかけずに冒頭のシーンを変え、
番組のスタートを切るために取った策は、やはりこれだった!
格付けチェックヒストリー 25年間を振り返る
今から25年前、1999年に「人気者でいこう!」という番組のワンコーナーから始まったとは、数多のヒット番組に関わってきたレジェンド(こと私)でさえ、全く知らなかった。
しかも番組の企画にも参画していた浜田さんは自ら出演し、「こんにゃく」を「フグ」だと間違えてしまったという輝かしい過去を持っていることも知った。
その後「芸能人格付けチェック」として25年の輝かしい歴史を刻むことになる。この番組をここまで育んできたのは、当初より構成としてスタッフロールに名を連ねていた高須光聖さんに違いない(高須さんはあのクリニック院長の親戚だと思い続けていたが、浜田さんの幼稚園からの友人だと知り何故か安心した)
この二人と仕事での接点はないが、テレビの味方として言わせてもらえれば、現在のクオリティを維持していけば制作会社のよしもとブロードエンタテインメントほか各社は、今後25年は継続して売上をあげられる
(制作費が意外にかかるので、それまでテレビ局が経営破綻しなければ、の条件付きだが・・)
GACKTさんにポンコツ呼ばわりされた一流芸能人とは?
今回は一流のランクであると勝手に決められた7組19人の芸能人が6分野のチェック事項に挑戦したが、個人76連勝中GACKTさん(様)が消えてしまった
この歴史的ステージを作り出したのは、一流の家系・一流の妻を持つDAIGOさんだ連勝記録を持つGACKTさんのバディになるのを嫌がる芸能人が多い中、自らのブランド力を背景に堂々と一流芸能人の決意を持って参加したDAIGOさん。
GACKTさんから見ればHYDE系に属するミュージシャンという立ち位置、
今ではお笑い芸人の隙間を微妙に埋めつつ料理番組をピンで担うだけの一流芸能人になったと本人と身近な人は思い込んでいる。
この日も連戦連勝のGACKTさんに対し、一流芸能人であるはずのDAIGOさんは連戦連敗。ついに最終決戦の「選べば即消え」になり、GACKTさんは「ポンコツかよ!」と絶叫しながら画面から消えてしまう歴史的シーンを生み出してしまった!そして予想外の行動に出た!
マグロかタイか、伏せられた二枚の札を選ぶ際に(子供も見ているというのに、なんと!)カンニングしてマグロの札を選んだのだ
しかし・・・MCの浜田さんはDAIGOさんに対し、「よほど緊張していたんだな」とフォローに回った。そしてDAIGOさんは「一番程よい漬けマグロ感」をAの「カツオの握り」であると能書を垂れGACKTさんを消すに至る。
伏せられた札をカンニングするという不正に対しても、この番組は寛容に許してしまう。こうした芸能人への優しいまなざしがこの番組の最大の魅力であり、
本質的なテレビのチカラだ。
それはある一流芸能人の死によって証明された
その人物とは?
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