【シャニアニ】一話感想
備忘録的な感じです
先行上映を見た上での一話の感想になるのでネタバレを含むと思います
まず素直におもったのは、グダグダと文句を垂れたにしては先行上映で感じたものよりポジティブな受け止めができていると思った。作画の細かさ・緻密さな・純粋な綺麗さなどは目を見張るものがあって、そこは素直に評価できる。
個々のシーンでみても今後の伏線やenza版のカードイラストなどを意識していて、無理のない範囲でセリフにも落とし込んでいるのもあって、「シャニマスをよく知っている人」(=プロデューサー)として見た時に満足感は非常に高い。見る前の不安はどこへ
それと同時に思ったのが、とにかくアイドル個々の説明の不足(というよりはenza/シャニソンへの丸投げ)である。
OPで個々人で行動していたアイドルたちが、数分後にはユニットという枠をもって一緒に行動している。尺の都合もあるだろうので一々前の文脈を書けとは言わないし、6年の資産があるのは事実だがenza版のアカウントを使って「ここに理由はあるよ!見てね!」というのはあまりにも無責任さも感じる。
特に中心人物となる真乃がどういう性格で、なぜ教室に一人でいて、どうして公園で一人で歌っていたのか。そしてなぜアイドルになりたくて、どういう意図をもってプロデューサーに質問をしたのか。
現在公開中のSTEPコミュで描かれているので見てほしい
が、そもそもアニメ単体である程度納得のいく自然な理由を導けるような形にはするべきなのではないか。
きっとそれは今後、真乃がアイドルをどうしてやるのか、というところの根源的なものが故に説得力の低下も招くようにも感じる。
そういう意味では残念に感じた一話だったとまとめられる。
もう一度言うが作画の綺麗さ・緻密さ・綺麗さや表情管理の細かさ、特に瞳の表現は100点であるように感じる。しかしながら、そういった脚本上の点でもっと努力できたのではないか、と思った。