「寂しいが楽しい」の気持ち
楽しみが先送りになった。
「中止」でなく「延期」であって楽しみがなくなった、という意味ではないのだが、それでもショックが大きい。
事前に、「カラオケ店でライブビューイング的な催し」をしようとネットのコミュニティで決め、具体的な話が決まった直後、開催の直前の話だったり、今回のライブが「主演公演」であり、(チョクメというサービスを通じて)その主演の声優さんからのメールが私の受け取った初報で、そのあと混乱したままの状態で次の日を迎えてしまったりと、期待が高まっていた中で混乱し、そのまま寝てしまったがために悲しみを長めに引きずってしまったな、と回想できる。
いつかの関東での大雪の時に、小田急電鉄が「明日のことはとても考えられる状況にない」というメッセージを発し、その報道の画像がインターネットに転がっているが、発表当日の夜はまさしくその様な心情だった。
さて、この文は12日に打っていて、色々と一段落してから備忘録的な文字を書いている。いったん区切りをつける上で、頭を整理するために書いているのだが、先にいるからといってライブが延期されずに無事開催されたわけではなく、きちんと事前告知通りに延期された。
寝て起きたら陽が上がることが時には残酷なこともある。
陽が上がってしまった以上、何かせねばいけない。
土曜はもともと予定に「仕事」とあったので例のライブビューイング(LV)の催しには不参加の方向だったのだが(そして実際、帰るころには大幅に開演時間を過ぎていたのだが)、問題は日曜日である。
結論からいうと、「BD持ち寄ってライブ視聴しようぜ!」という会になり、元のLVに参加する人数よりも大勢で同じ時間を過ごすことができた。最高の日曜日である。
インターネットの民も、「ライブなくなったし観光するか!/ 現地行こうか!」という愛すべきバカが多くいたようで、無事にコラボグッツが枯れたり、小倉唯のライブツアー名古屋の席が枯れたり、ついでに関牛乳も枯れた。 ミリPの習性である。
現地も現地で大量のPが集まり祭壇を形成したりするなど、多分現地だったら行っていただろう状況だったようだ。
ライブは中止になり、すぐに切り替えることができる人だけではない、というのは心に留めておく必要がある。そうでなくとも、やはり「中止になって寂しい」という気持ちに嘘は付けない、というのは事実だ。
しかし、いくら寂しい気持ちがあれど0:00になったら次の日になるし、自然現象として陽は昇ってくる。
「一日開いてるし、とりあえず楽しんでいこう」
この思考をすぐに持って、無理強いにしろ良い方向良い方向にもっていくのは大事だと素直に感じた。
延期公演である11th Repaint/Rewrite(仮)は恐らくそう遠くない(恐らく年明けくらいだろうか)と思う。日程が出てからでないと動きようがないのでまずは情報を待ちたいが、その時も当初の予定通りライブビューイング会ができるだろうか。この機会で学んだことを元に、今度は純粋な気持ちで楽しむつもりで、新曲でも聞きながら待ちたいと思う。