【N/S高政治部】茂木幹事長による特別講義を通して
こんにちは。
N/S高等学校 政治部5期の嶋田 遼祐と申します。
今回の記事では、自由民主党幹事長の茂木さんをお招きした特別講義について、私が感じたことなどを書いていこうと思います。学びの多い講義でしたので最後まで読んでいただけると幸いです。
【N/S高 政治部】茂木敏充 自由民主党幹事長による特別講義のURL↓
https://www.youtube.com/live/7ogslc0o850?si=wGR8d-ctnIMiHhQe
茂木さんの紹介
まず初めに今回ご登壇していただいた茂木さんについて紹介したいと思います。
1955年10月7日、栃木県足利市生まれ。小学校は田舎の分校。地元の中学、高校を経て、東京大学卒業。米国ハーバード大学大学院公共政策修了。商社、マスコミ、マッキンゼー社コンサルタントを経て、1993年衆議院議員初当選、以来10期連続当選。政府ではIT担当大臣、金融・行革担当大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、外務大臣、自民党では選挙対策委員長、政務調査会長などを歴任。現在、自民党幹事長。
講義に臨む準備と姿勢
私自身、政治家の方にお会いすることは、初めての経験だったので、入念に準備をしました。具体的には茂木さんのホームページや過去に出演していたメディアなどの情報をもとに調べ、適切な質問ができるようにしました。その他にも講義中には質の高い記事が書けるようにするため、講義内容をリアルタイムで記録し、記事を読んでいただく方々に正確な情報を提供できるようにしました。
初めて政治家の方にお会いした時に感じたこと
初めて茂木さんにお会いした際、驚いたのは気さくな雰囲気でした。大変失礼ではありますが、堅苦しい方かと思っておりました。しかし、実際にお会いしてみると、その予想は良い意味で裏切られました。茂木さんは非常に気さくで、温かく親しみやすい雰囲気で接してくださり、人間味溢れるお人柄を感じました。
講義を受けての学び
今回の講義では特に教育の重要性について語られていました。
例として今回の記事ではAチームの質問とその回答について書きたいと思います。
【Aチームの質問】
-教育の多様化-
「就職を促進していくにはハローワークにより充実することが重要とお考えとのことですが、教育についてはどのようにお考えでしょうか。私は現代の暗記中心の教育では個性を活かしづらく、解雇規制が厳しいため一律的な学歴社会が促進される悪循環を問題だと感じています。また、AI時代に対応するためにも、選択授業や探究授業の導入と、教育内容や評価指標の多様化が必要だと考えますが、茂木さんのご意見をお聞かせください。」
【茂木さんの回答】
-一部要約しています-
茂木さんは、「現代の教育が暗記型であることは時代遅れであり、特にデジタル化やAIが進む現代社会では不適切だと指摘していました。教科書に載っている情報はスマホで簡単に検索できるため、重要なのはその知識を使って考える力を養うことだ」と述べています。これに基づき、選択授業や探究授業を積極的に導入する必要があると強調しています。
さらに茂木さんは、教育の重要性は学生時代に限らず、人生の様々な段階で学び直しが必要な時代に入っているとお答えされていました。茂木さんは、ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授の研究を引用し、「2007年生まれの日本の子どもたちの半数が100歳まで生きる可能性がある」と述べています。これを踏まえ、「人生100年時代では、従来のように高校や大学を卒業し、企業に就職して定年まで働くという単一のキャリアパスから、多様な選択肢が生まれ、途中でリスキリングや新しいスキルの習得を行い、新たな仕事に就いたり、ボランティア活動に参加するなど、複数のキャリアを経験する「マルチパス」の時代になる」と仰っていました。したがって、学びは学生時代に限らず、人生の節目節目で必要に応じて学び直すことが重要であると強調していました。
この質疑応答を聞いて僕が学んだこと
茂木さんの話を聞いて、現代の教育に対する考え方が大きく広がりました。これまでの暗記型教育が時代遅れであり、AIやデジタル化が進む現代では、知識を単に覚えるだけでなく、その知識を使って考える力を養うことが求められていると理解しました。特に選択授業や探究授業の重要性が強調されており、自分の興味や関心に基づいて学びを深めることが、これからの教育において必要だと感じました。
さらに、茂木さんが指摘した「人生100年時代」という考え方も非常に印象的でした。これまでは、高校や大学を卒業し、一つの企業で定年まで働くという単一のキャリアパスが主流でしたが、これからはリスキリングや新たなスキルの習得が重要となり、複数のキャリアを経験する「マルチパス」の時代が訪れると学びました。このような時代に対応するためには、学生時代だけでなく、人生の様々な段階で学び直すことが必要であり、学び続ける姿勢がますます重要になると感じました。教育やキャリアに対する柔軟な姿勢と、自己成長を続ける意欲が求められる時代だと改めて認識しました。
まとめ
今回の茂木さんによる特別講義を通じて、暗記型教育の限界やAI時代に求められる「考える力」の重要性、そして人生100年時代における学び直しの必要性を深く理解しました。今後は、自分自身も選択授業や探究授業を通じて、興味関心に基づいた学びを深めていきたいと考えています。また、キャリアや人生の節目での学び直しにも積極的に取り組み、自己成長を続ける意欲を大切にしていきたいです。さらに、今回の講義で学んだことを政治部でのグループ活動にも活かしていきたいと考えています。メンバー全員が自ら「考える力」を発揮し、ただ情報を共有するだけでなく、それぞれの視点から創造的な解決策を提案できる場を作りたいと思います。また、長期的な視野での成長を意識し、メンバーが互いに学び合いながら実践的な政治の理解を深めていける活動を目指していきたいです。
この度は貴重な機会をいただいた茂木幹事長に心から感謝申し上げます。