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一人暮らしは独り暮らし①


休みだ〜!

今日は久しぶりに何も無い日で、何をしようかと迷っていた。
そしたらもう2週間もnote更新してなかった事に気づいた。
時の流れ、早くないか。
凄く忙しい、というわけでは決して無いのだけど
ここ最近妙に時間が足りなくて色々と自分のやりたいことが出来ていない。
(主に執筆、カラオケ、爆睡、ギター)

ということでダラダラと書いてみます。

独り暮らし

私、2年半前に都内某所で一人暮らしを始めたんですが
そういえば色々あったのでそれを書いていこうかと。
長くなりそうなので何回かに分けます。

入居した時の心境

今思うと、本当に馬鹿らしい考えだった。
私は典型的な反抗期とか
思春期があった人間で、正直今も思春期だし反抗期なのだけれど
実家(福岡)にいた時はずっと

早く一人暮らししたい!!

と思っていて、とにかく一人での生活に強い憧れを持っていた。

そして高校3年の時に突然決まった東京行き。
それはそれはもう嬉しくて、踊り出しそうな気分だった。

高校を卒業してすぐ、私は空を渡り東京に降り立った。
飛行機には、飼っていたカタツムリのジャムと一緒に乗った。
この話をすると結構笑われる。空港の荷物検査で「これは?」
と聞かれて「あ、カタツムリです。」と答えると動揺された。

夜ご飯には必ずレタスを食べた。
ジャムがレタス大好きだったから。

高三の10月、一緒にテレビを観たジャム
ツーショット

見ての通り、カタツムリは最強に可愛い。
ちなみに名前の由来はジャムザハウスネイルから取った。

hukkan.com

無音

東京はすごい。

人、多い。観光客、多い。ビル、高い。星、ない。

やっとここに来た!!そんな思いでいっぱいで、
毎日楽しく新生活を送っていた。

しかし4月のある夜、私は忽然と思った。

あれ?なんか誰かと話したい。

これがいわゆる、淋しい、という気持ちであることはすぐに理解した。

私は今まで、一人でいて淋しいなんて感情を抱いたことがなくて
人生で初めての感情に困惑した。
と、いうのも、いつも通りテレビをぼうっと見ていたら
その背景に音が無いことに気づいてしまったのである。

実家にいたら、テレビの音の後ろに、母親ががちゃがちゃ食器を洗っていたり
姉がスマホを見ていたり、父親が音楽を爆音で垂れ流していたり
それに母親がうるさいとブチギレていたり
とにかく賑やかな家だったので、何かしら音が鳴っていた。
でもこの家には、音がなくて、自分から出る音しか聞こえない。

ジャムはいたけど、あいつは全然動かない。だから静か。何も音がしない。

寝る前、耳を澄ませるとジャムがレタスを齧る咀嚼音が聞こえた。

初めて聞いた。

そのくらい、音の無い空間にいたという事だ。

これがたまらなく怖くなった。

一丁前に「淋しいなんて感じたことがない」
とか抜かしていたが、そこで初めて気づく。

あ、これまで一人になんてなったことなかったわ。

ハムスター召喚

5月、ジャムが天国に行った。
自分で天井から落下して、殻が割れてしまって、それからすぐだった。
「おい、飛び降りか?」と思った。
カタツムリは体がほぼ水分なので、死ぬとカラカラになって殻だけになる。
中身が無くなってしまった殻を触れなくて、しばらくそのままにしていた。
涙は出なかったけど、カタツムリと暮らしていることを知っていた友人に
亡くなったことを伝え「あ、カタツムリ死んだの?(笑)」と小馬鹿にされた時
物凄く、腑が煮え繰り返りそうだった。
悪気は全くなかっただろうし、私自身カタツムリと住んでいることを
若干ネタにしていたところもあったし、誰も悪くないんだけど
怒りを抑えて笑っていたら急に悲しくなって泣いてしまった。
その人は今、もう友人ではない。

ジャムは近所の公園の花が沢山咲いてる花壇に埋めた。

本当に独りになってしまった。

そこで私は何か動物を迎えることにした。
特に、うるさい奴がいいと思った。

そこで散歩がてら近所のペットショップに行って
小動物を下見することにした。

無事、一匹のジャンガリアンハムスターを連れて帰ってしまった。

本当に下見のつもりだった。
けど一際目立つお目目がくりくりな超かわいいハムを見つけてしまい
店員さんに「手に乗せてみますか?」なんて言われてしまって。

ペットショップは触ったら負け!

これは結構ガチ。
もう自分の子になってしまう。
他の誰にも渡すもんかと、その場で全ての道具を揃えて
保険に入って、るんるんで帰宅した。

うちのはむ

その日から私は一人と一匹暮らしになった。

私は最高に名付けが雑だ。
実家で飼っていたヤモリは三匹ともヤモリだったし、カメはカメ。
ベタはベタ。カタツムリはジャムだったけどあれもアニメからそのまま取っていた。
しかしハムスターは保険に入る時、名前を登録しないといけなくて
流石に「ハムハム」は安直すぎると思い、「アイスバーグさん」と名付けた。

ワンピースを読んでいる人だったらわかると思うが
ウォーターセブン編で登場するアイスバーグという男が、いつも
胸ポケットにネズミを連れている。そこから取った。
でも、後々調べるとそのネズミ、公式で「ティラノサウルス」という
立派な名前がついていて、普通にミスったなと思った。

まあ、正直アイスバーグと呼んだことは一度もなくて
結局ハムハムと呼んでいる。(愛を持って)

親の偉大さ

そんな感じでハムハムと共に暮らし始めたのだが
しばらくするとまた新たな問題が発生する。

料理ができない!

正しくは、料理が美味しくない。

私、本当に料理を不味くする天才で、何を作ってもなんか不味くなる。
レシピ通りに作ってるし、変な隠し味も入れてない。
なのになぜか不味い!!

母親に、あれってどうやって作るの?と聞いて教えてもらっても
「醤油を一周。」とかまるで参考にならない返答をされる。

それは料理ができる人にしかできません!

そう言うと、決まって「何年主婦やっとると思っとるん?私はね…以下省略」
とわーわー言われる。

一人暮らしの自炊って、量が難しくて
どのくらい買えばいいんだろう?これで何日分?野菜痛んできてね?
あれ、思ったより少ないぞ…?今度は作りすぎた!!

みたいなことばかりで。
慣れるまで練習だな〜と、ちょっと外食してしまった暁には
外で食べるご飯の満足度の高さに衝撃を受け、もう自分の不味い飯には戻れない。
なんなら、外食の方がコスパいいんじゃね?なんて思い出したりして。

実家の食卓を思い出す。

メイン、副菜、サラダ…

何種類もあった。

え…っと、どう言うことだろう
20分くらいで何品目も作ってるってこと?

解せない!

母親のご飯を作るスピードも意味わからないけど
うちは父親も料理ができるタイプだった。
というか、母は質よりスピード、父はとにかく質!みたいな感じで
二人とも料理がうまい。
初め父は料理が全くできなかったと、母は言うが、絶対に嘘だと思う。
私の父親が作るハンバーグは、冗談抜きで世界一美味い。
老後はハンバーグ屋をした方がいいんじゃないかと思うくらい。
どこで食べても、誰のを食べても、父のハンバーグを超えたことはない。
これ以上言うと、これを読んだ父が調子に乗るので言わない。

とりあえず、自炊が続かない。

週のほとんどがマックかラーメン。
今日の朝食もインスタントラーメン。
だらしないと思われそうだが、自分の料理を食べている時より
ファストフードを食べている時の方が元気だったりする。

好きなものを好きなだけ食べれるのは一人暮らしのいいところかもしれない。

とりあえず明日も撮影なので今回はこの辺で。
次回に続く…

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