誰かの役に立つことをしなさい、という呪い
会社で働いていると「お客様のため」あるいは「会社のため」になることをしなさいと言われる。そんなの当たり前じゃん、と思う人が多いと思う。
だけど、わたしは誰かのためになること、即ち誰かの役に立つことをすることが、自分を追い詰めているのではないか?と最近感じているので、当たり前とは思えない。
どんな仕事をするにも、まずはこれは本当に誰かの役に立つのか?と自問自答する。役に立つだろうと思って仕事に取り組むわけだが、途中で「これは本当に誰かの役に立つのか?」「かけた労力に対して適切な対価は得られるのか?」「ただ自分が興味があるからやってみたかっただけなのでは」などという疑問がわいてくる。残念ながら、わたしはわたしの疑問に対しポジティブな回答をするための明確な根拠が示せない。
こうなってくると、自分の仕事にどんどん価値が見いだせなくなる。「こんなことやって誰の役に立つんだろう」「この仕事やる意味ある?」「この仕事をやるくらいなら、人手が足りていない部署に行って仕事をしたほうが誰かの役に立てるのでは?」とにかく否定的な言葉が止まらない。ちなみに今のわたしはこの状態に近い。
さらに、会社からは資格の取得や自己研鑽を勧められるわけだが、これらもやる意味がわからなくなってくる。資格を持つことや自己研鑽は自分のためにはなると思うけど、仕事で誰かの役に立つか?と言われると、絶対役に立つとは言い切れない気がしている。
もし上記のようなことで悩んでいる他人がいたら、わたしは
・誰の役にも立たない仕事はない
・ちょっとは自分のために仕事をしてもいい
と助言すると思う。(もっといい助言があったら教えてほしい)
これが自分に対してできればいいのだが、それができない。変に頑固な性格なので、誰かの役に立つことをしなさい、という呪いが解けないみたい。
呪いを解きたいと思って、本を読んだり、他の方のnoteを読んでみたりしている。自分が納得できる自分への助言を早く見つけたい。