【日記#001】ポメラ日記を始めます
2024-02-21
誰かが、注意力散漫な人の頭の中をこう評したことがあった。
「常に、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態」と。
いまの自分も、そういう感じだなと、急にすとんと腑に落ちた。
この表現をどこで見かけたか、誰が書いていたのか、今となっては思い出すことはできないが、自分自身がそういう状態に陥っているとき、ふとよみがえってくる一文である。
何かしなくちゃいけない。仕事に集中すべきだ。部屋を片付けるべきだ――。
そういう考えは常に頭の中をぐるぐると巡っているから、わたしの予定は忙しい。
なのに、体は椅子にお尻を貼り付けられたかのごとく、動かない。
だから、一日の終わりにやるべきことリストが未消化なことに余計に焦りを感じて、「このまま眠りについたら負けだ」と、かっかと体温が上がっていく。
でも、貼り付いたお尻がはがれるわけもなく、時間だけが、25時を、26時を、告げていく。
と、ここまでだらだらと語ってきたことが、そもそもの、今わたしが日記を書いている理由なのかもしれない。
朝のちょっとした時間。家に帰ってきてからの「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる時間」。
そうした時間に、余計な考えごとをせずに手を動かす理由として、日記を書く作業を課してみることにしたのだ。
相方は机の上に置かれたポメラ。
これなら、一瞬の衝動によって画面がYouTubeに遷移することもあるまい。
そして、その文章の出来映えや社会的有用性などはとんと無視して、とにかくnoteにアップする。
そうすれば、今日という日に何かを残したというアリバイができあがる。
それが、自分で自分の生活を1歩前に進めたのだという、些細だけれど確かな自信につながる。
と、考えたのだ。
だから、読んでくれている人のために、だとか、明日役立つ情報を、だとか、そういうことは一切考慮されていなくて、ただただ自分の考えを吐き出すためだけの文章になってしまっている。
そういうことは最初に書いてくれ、ともしかしたら読んでくれた人は思うかもしれない。
が、そこまで考えると、わたしは再びブレーキを踏んでしまう。
だからどうか、ゆるしていただきたい。
そういう感じで、春がきて、気持ちがふわっと上向くまで、こういう作業を続けていくかもしれない。
が、どうぞ温かい目でお付き合いを(もしくは、投稿など見ずさらっと放置を)お願いいたします。