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さようならGF9
9月24日。
さぁさ、新しいカメラが届きましたよ。
以前ならば、「ことし〇台目!散財やばいわ~」とか言ってましたけど、最近はもはや数えることすらしていません。これがオトナになるということか・・・。
やってきたのは、LUMIXのGX7 Mark III (以下GX7MK3) というカメラ。
そして、その下取りに、持っていたLUMIXのGF9というカメラを出しました。
GF9 (左) とGX7MK3 (右)
GF9を売る
今回売り飛ばしたGF9というカメラは、もともとコンパクトさが売りの現行マイクロフォーサーズカメラの中でも最小の機種です。平均的(だと思う)な大きさの僕の手に収まるとこんな感じ。
GF9購入のきっかけ
昨年10月にGH5を買って以来、マイクロフォーサーズの持ち歩きやすさ(レンズを含めたシステム全体でのコンパクトさ)がかなりお気に入りでして、その利点を生かすべくGF9を買い足しました。昨年の12月のことです。えぇ、1年も経っていません。それがなにか。
ただまぁなんというか、小さければいいってもんじゃねえってもんじゃねえってもんじゃねえってことが最近わかってきました。
GF9の不満点①小さすぎる
まずもってこのGF9、小さすぎて持ちにくい。
右手でつかむ部分が基本的にフラットな作りで、親指も人差し指もどこにも引っかかりません。(後継機種のGF10では、人差し指の当たる場所に小さなグリップがつけられています)
小さなレンズを装着している時なら、このグリップ力の低さはそこまで問題ではないのですが、ちょっと大きいレンズをつけるととたんに持ちづらくなります。
大きいレンズをつけるとバランス悪し
レンズを交換できるのがメリットのミラーレスカメラですから、いろいろなレンズを付け替えても安定してホールドできるカメラがいい!とわがまま思考に至ったわけです。
そんなん買う前から分かってただろ、と思いますよね。ごもっともです。
GF9の不満点②EVFがない
そして、これこそが致命的な買い替え要因となったのですが、EVF=電子ビューファインダーがないんです。
エントリー層向けの機種ということと、ミニマムサイズに全振りしていることとの結果、このカメラにはEVFがありません。
(手持ちの他のミラーレスカメラにはEVFがついている)
このデメリットも十分承知したうえで購入に至ったつもりでいたのですが、実際に持ち歩いてみると、写真を撮っているという実感はファインダーを覗いて撮影してこそなんだなと思う場面がしばしば(個人の感想です)。
なんというか、背面モニターだと、世界を切り取っている感覚が希薄といいますか。自分だけの視点で覗いている気にならず、あまり昂らない。
GF9の不満点③GH5との整合性
それから、GF9そのものの欠点というわけではないのですが、所有しているもう一台のマイクロフォーサーズ機(=GH5)との画質や操作性の違いというのも今回の売却の要因のひとつです。
GF9とGH5ではUIの世代が違う。画素数が1600万画素(GF9)と2000万画素(GH5)と違う。そして、様々なカスタム可能なボタンが多数配置されたGH5に対し、GF9はタッチパネルで設定する項目が多く直感的でないこと、がだんだんと不満になってきていました。
GF9で撮った写真
記念に、GF9で撮った写真を載せておきます。
ここの写真はすべてRAWで撮影して、Adobe Lightroom Classicでレタッチを行っています。なので、カメラの素の特性が出ているかといえば、そうではないと思います。
個人的にはRAWのいじりやすさはキヤノンが優れていると思っていて、このGF9や同じくLUMIXのGH5のRAW現像には毎度手こずっています。
レンズは8~9割方はDG LEICA SUMMILUX 15mm F/1.7 ASPH.で、残りがDG LEICA SUMMILUX 25mm F/1.4 II ASPH. そしてたまにDG LEICA VARIO-ELMARIT 12-60mm F/2.8-4.0 ASPH OIS. です。
現像の好みも時間とともに変わっているので、統一感のない作例で恐縮の限りですが・・・。
あらためて写真を見返すと、LUMIXのセンサー、全然手懐けられていない感ありありです。緑色や青色が思うようにいきません。
でも、LEICA銘を冠したレンズたちは文句なしに素晴らしい。
なので、このレンズたちを使いたいがためにLUMIXのカメラを手放さずにいます(このレンズがなかったらとっくに一式売り払ってキヤノンに一本化していた気がする)。
写真を載せたら冗長の極みになってしまったので、今回やってきたGX7MK3のことはまた別の記事にしようと思います。とりあえず、持ち歩いて使い心地を確かめてみるべ。