手ぶらで でかける ゆうき
2025-02-04
（ポメラに入っていた下書きから、ひとつ）
「ついで」という言葉が大好きです。
出かけるついでに、あれも買っておこう
きょうは移動時間が長いから、ついでに読めるこの本もかばんに……。
でも急に仕事が入るかもしれないし、ついでにPCも……。
そんなわけで、持ち物は常にずっしりと肩に食い込んできます。
あ、本とかPCの話をしましたけれど、これに加えてたいていはカメラも持っていますからね。基本リュック民です。トートバッグなんかじゃキャパが足りん。
そんな私ですが、最近はなるべく荷物を減らそうと、この「ついで」の考え方を脱却できないかと考えています。
たとえば、いまこの記事はポメラを使ってカフェで書いているのですが、ポメラをバッグに入れる際に、ついでにと考えていた仕事用のPCは、家に置いておくことにしました。
前だったら何も考えず一緒に入れていたのですが、よく考えれば今日は休日。急な仕事の連絡が来ても、堂々と「明日やります」と言えばいいのだと割り切ろう。
（まぁそれどころじゃない緊急の仕事となれば、車を飛ばして家に帰るのでしょうけれど）
カメラも、そう。
私にはちっこい相棒、ソニーのRX100VIIがいるのですが、幸か不幸かこのカメラ、マイク端子がついているんです。
そうすると、ついでにマイクも持っていって、出先で動画も撮ってみようか、みたいな考えが頭をよぎる。そしてマイクという荷物が増える。
RX100VIIにはマイクを固定するためのコールドシューがないので、ケージをつけて。さらに動画だとバッテリーの消費も大きいから、予備バッテリーを持って。じゃあバッテリーを充電するためにモバイルバッテリーも持って行く？
と、荷物は際限なく増殖していくばかりです。
で、そんな風にたくさんの荷物を持って行くと、どうなるか。
出先で、無限に気が散るんですね。
たとえば今、カフェでこの記事を書いています。
机の上にあるのは、ポメラと、コーヒー。
このとき、バッグの中にPCが入っていたら、本があったら、カメラがあったら……。
「ああとりあえずPCを立ち上げてメールチェックできるようにしておこう。そういえば読みかけのあの本、次の章まで読んじゃおうか。あ、コーヒーの湯気が消えないうちにvlog用のカットを撮らなきゃ！」
もう頭の中常にこんな感じで、ばたばたばたばた。
結局記事を書くという当初の目標はどこかへ消え失せ、飛び飛びで読んだ本の内容など覚えているはずもなく、ワンカットだけのコーヒー湯気vlogでは当然動画として成立せず。
何もできないままいたずらに疲労し、何の成果もないまま家に帰る。
そう、重たいリュックを背負って。
みたいなことになります。
これがもう何年も、というか生まれてこの方ずっと、続いている訳なんです。
机の上が散らかっていると、集中力が減るという話を聞いたことがあります。
それと同様に、持ち物が多いとその持ち物を常に頭の中でケアしなきゃならなくて、やるべきことに集中できない。いや、私の場合そのレベルじゃないです。やるべきことって、なんだったっけ？
なので、とりあえず荷物を減らすところから、行動すっきり計画を初めていきたいなと思っています。
タイトルに書いた「手ぶら」はさすがに不可能です。
たとえばカメラはやっぱり毎日持ち歩きたいですからね。
でも、マイクを持ち歩くのはやめてみる。
動画は、内蔵マイクで撮れる範囲で撮ればいい。
いっそ、静止画しか撮らない日！と割り切っちゃってもいいかもしれない。
仕事用のPCも、休日はお留守番してもらう。
いまはスマホもあるのだから、それでできる範囲でしかやらないと、先に決めてしまう。
そうやって少しずつ身軽になっていって、知らない路地を見つけた時にふらっと身軽に入っていって、ガイドブックにも載っていない素敵なカフェを見つけるのが2025年の目標です。なんて〜。