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春から医学部!飛び出せ!~新生活へのアドバイス~
よりよいキャンパスライフのために
受験生の皆さん、お元気ですか?先日、前期試験も終わり、合格発表を待ちながらも勉強を続ける日々を送っていることと思います。落ち着かない日々をお過ごしの方も、少し息抜きがてら、新生活について考えてみませんか?
医学部は他の学部と比べて、キャンパスや部活など少し特徴があり、入学後に驚くこともあります。「こうしておけばよかった…」「あれは正解だった!」というような役立つアドバイスをお届けします。より楽しく充実したキャンパスライフを送るために、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!
自己紹介
はじめまして!松本頌平と申します。広島出身で大阪大学医学部に入学、2017年に卒業し、現在医師8年目になります。私は18歳の大学入学のときに、大阪に引っ越し一人暮らしの学生生活をスタートしました。
どこに住む?
医学部の多くは、1年目から2年目の前期までは講義のほとんどを、他学部と共通の全学キャンパスで学び、その後すべての講義が医学部キャンパスへ移ります。これは、大学病院のそばにキャンパスを置くためです。そのため、住む場所をどちらのキャンパスの近くにするかを考えることが重要です。
1年目は全学キャンパスに近い方が便利:
履修する授業のほとんどが全学のため、移動時間を短縮できる。医学部キャンパス近くに住む選択肢もあり:
途中で引っ越しの手間を省くために、最初から医学部のある地域に住む人もいる。引っ越しのタイミングを想定しておく:
2年目後期からの移動を考慮し、いつ・どこへ住むか計画的に決めよう。
大学によってキャンパス周囲の生活環境やキャンパス間の距離もちがうため、ここは要チェックです。ちなみに大阪大学は、全学キャンパス近くは学生街としてそれなりに栄えており、医学部キャンパス周囲は楽しみの少ない場所ではありました。
このどこに住むか問題は、実は授業だけではなく、部活・サークルなどの私生活にも大きく関係します。
部活なにする?
キャンパスライフといえば、部活・サークルですが、実は医学部では、医学部生だけの部活が運動系・文化系ともにあります。これは医学部キャンパスが離れており、また6年制であることからです。友人づくりや先輩との繋がりのために、まずは医学部部活に入る人が多いですが、ここで医学部部活のメリット・デメリット、そして、全学の部活という選択肢についても考えてみましょう。
医学部部活のメリット:
学部内の繋がりがもてる。試験や実習で助け合える。
医学部部活だけの全国大会もあり、他大学との交流もある。
医師になってからも、部活のネットワークを大事にしている人も多い。
医学部部活のデメリット:
部員は将来ほぼ医師、一部看護師になる。交流が狭い。
価値観などにも偏りがあり、閉鎖的。
全学部活のメリット:
他学部の、多彩なバックグラウンドを持つ友人が増え、視野が広がる。
医師になってから、新たな他の領域との交友は難しく、貴重な友人関係となる。
全学部活のデメリット
部活と講義で、キャンパス間の移動が増える。
医学部内の関係性が希薄になる可能性。
私は、全学キャンパスの近くに住み、後から医学部キャンパス近くに引っ越すつもりでしたが、医学部部活の価値観や閉鎖的な雰囲気になじめず、全学のジャズ研に没頭したため、最終的には卒業まで全学キャンパスのアパートに住んでいました。
医学部の同級生との交友は広くはありませんでしたが困らない程度には友人もいました。医師になってから、自分の環境や価値観を考える際に、他学部から医療業界以外の職についている友人は貴重な財産になっています。
時間をどう使う?
大学生活といえば、にバイトがあります。バイトをするかどうかは個人の背景や気持ち次第ですが、今医師として言えるのは、医師になると 完全にフリーな時間を長期間過ごすことが難しくなる、ということです。学生時代の自由な時間をどう過ごしたいか、いろいろと考えてみてください。
医療以外の経験
バイトもそこに含まれますが、バイトに時間を取られすぎるのももったいなかったと、医師になってから感じるかもしれません。
最近では、自分の経験値向上、もしくは将来の夢のために、学生団体を立ち上げたり、企業のインターンに行ったり、学生のうちから起業する人も出てきているようです。医療の外に飛び出してみませんか?旅行
長時間、病院から離れたところで過ごす、という意味では、多くの医師が「もっと旅行に行っておけばよかった」といいます。国内でも海外でも旅行や現地での経験だ好きな人は是非出かけてみてください。
勉強しんどい…
受験を乗り越え、勉強に前向きになれないときもあるでしょう。ですが医学部では、CBT・OSCE・卒試・国試 などの試験が年々難化しているため、計画的な学習が求められます。
ただし、試験対策だけではなく、学生のうちにしかできない学び方を意識することも大切 です。
出会い
楽しいキャンパスライフにおいて、講義はときにめんどくさくなることもあるでしょう。ただ、講義をしているのは、その世界のトップを走っている人(医師)たちです。「あれ、面白いかも?」というセンサーに反応があれば、是非コミュニケーションをとってみてください。恥は書き捨て
講義や実習中に、「気になるけど、こんなこと聞いたら怒られるかな?」と思うこともあるでしょう。実際、怒る人もいるかもですが(笑)。責任を持つ前の「学生」という立場だからこそ、素直に疑問を聞ける、話しかけられる、というのは大きな強みです。多くの医師は興味を持ってくれたら嬉しいと思います。私もそうです。
飛び出せ!
ここまで頑張りせっかく入る大学です。新しい環境には、想像以上に多くのチャンスや出会いがあふれています。授業や部活、アルバイト、友人関係など、さまざまな場面で自分の世界を広げることができます。時には、自分の価値観や固定概念にとらわれず、思い切って飛び出しみてください!その一歩が、想像もしなかった未来につながるかもしれません。
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