大手三社(MNO)と格安SIM(MVNO)
携帯業界にメスを入れようと総務省が数年前から介入している。
このことは良いことだと思う。
2年自動更新プランの解除料が緩和されたし、不透明不平等だった機種代金と割引制度が分離プランによって透明になった。
シムロック解除もルール改正、改正、改正によって緩和されたりもした。
現場で働いているショップスタッフからするとルールがたびたび変更になって、その都度マニュアルが変わりせっかく一生懸命に覚えた知識をまた覚えなおさなくてはならない。
全国のショップ店員様、本当にお疲れ様です。
個人的にはシムロック解除について全社オンラインで無料でかんたんに出来るべきだと思う。
分割支払い中はシムロックがかかっているのは分からなくもない。
完済後、シムロック解除するスマホが解約後だったり、機種変更後だったりするとわざわざ待ち時間の長いショップに出向いて3000円税抜を払わないといけないことが納得できない。金額の問題ではない。なぜ完済済みの自分のスマホにキャリア都合でかけているロック解除を自己負担しないといけないのか、自分のスマホなのに、まるでずっとキャリアから借りているスマホのようだ。ユーザーをバカにしすぎではないか、と思う。
それにキャリアで販売しているAndroidスマホはバンドが各々のキャリアにカスタマイズされているのでシムロック解除して他社エリアで使用するにはそもそも向いていない。
平地でしか電波が入らない。
Appleのようにバンドはキャリア毎にカスタマイズせずに販売してほしい。
それともう1つ、キャリアアプリを削除できるように販売してほしい。
Androidスマホはバンドのカスタマイズ、アンインストール不可のキャリアアプリがある限り、
キャリアが販売するAndroidスマホに価値はないと個人的には思っている。
そして本題。
総務省は日本のケータイ料金は高い。とメスを入れているが、
個人的には
高品質&高価格の大手キャリア(MNO)。
中品質&低価格の格安SIM(MVNO)。
ちゃんと構図は出来ていると思う。
料金を安くしたい場合は格安シムを選択すればよい。
大手三社の料金を下げる必要はないと思う。
大手の料金が高いのは
自社でエリア拡大している
全国のSHOP展開している(代理店制度)
広告費がかかっている(テレビCM等)
格安シムの料金が安いのは
エリアはレンタルしている
ネット販売が主流
広告宣伝ほぼしていない
ケータイ料金は消費者がちゃんと選択できる仕組みはある。
高品質&高価格の大手キャリア(MNO)。
中品質&低価格の格安SIM(MVNO)。
ネットの速度が速い方が良い、最新機種を分割で買いたい、分からない時はショップに行ける(教えてくれるとは限らないが・・・)
の場合は大手三社を選べばいい。
ケータイ代なんて安い方がいい、機種は特にこだわりがない
の場合は格安シムを選べばいい。
直接的なプランの値下げを大手三社に介入するより、大手三からのMVNOへの通話料単価の値下げを介入してほしい。
通話をよくする人にとって格安シムを利用するのは大きな負担が付きまとう。
プレフィックスという仕組みで通話をしないと通話し放題プランが適用にならない。これがネック。
専用アプリを利用する必要があり正直面倒なのです。
格安シムユーザーがプレフィックスを利用しなくても通話し放題が利用できればユーザーの利用満足度が上がり、格安シムユーザーが増え、結果的に日本人が支払うケータイ料金が下がるのではないでしょうか??
大手三社を利用しているユーザーの平均ケータイ代は月額8000円。
(分割中は12000円)
格安シムを利用しているユーザーの平均ケータイ代は月額4000円。
ボクは10年以上務めた某大手キャリアショップの店長を辞めました。
(色々と辞める理由はありますが別記事で・・・)
格安シムをもっと広めたい。
『ケータイ代って安く利用できるんですよ。ケータイ(プランも本体も)契約するところって大手ショップだけではないんだよ』
自分なりのケータイショップを作って日々奮闘しています。
本記事はあえて引用やURLで語句の説明補足していません。
申し訳ございません。