【インバウンド対策】世界最大の旅行客排出国「中国」
観光立国を目指す日本。その中で訪日者数、消費額、共にトップ(2019年時点)を記録する国が近くて遠い国「中国」です。
「世界の工場」から「世界の旅行者排出国」に移り変わっている中国を元アリババ社員が独自の目線で徹底解剖。
世界最大の旅客排出国
世界最大級の経済大国でありながら、世界最大の人口を持ち、海外旅行客を最も排出している国です。
訪日外国人の中でも最も多くの割合を占め、最も多くの金額を日本に落としています。
中国をはじめとする東アジアエリアの旅行客が約60%を占めています。
その中でも圧倒的な消費額を占めるのが中国です。
36.8%で1兆7000億円を占めています。
欧米各国や東南アジア諸国をターゲットとするよりも、近隣国である東アジア、特に中国を攻めるのは効率的です。
基礎情報
14億4000万人の人口に91%が漢民族と統一された民族と言語に統一されています。
肌、言語、食文化がある程度統一されています。
初来日が半数以上
特徴の一つとして初来日の中国人が半数以上を占めており、適切な情報が必要となります。中国本土の見込み観光客への情報伝達が必須となります。
個別手配が大半
団体ツアーのイメージが強い中国ですが、近年では圧倒的に個別手配にシフトしています。FIT化が最も進んでいる市場と言えます。
Web予約が大半
FIT化が進み、OTAが進展することで、予約方法もインターネット化しています。コロナを経て、よりこの傾向は進んでいると想定されます。
つまり、コロナ前の手法は通用しません。
情報媒体
海外旅行に行く際に参考にする情報媒体としてはCtripを始めとするOTAやDouyin(TikTok)、REDをはじめとするSNSが上位に上がっています。
各情報媒体については以下記事を参考にして頂ければと思います。
※随時更新、追加していきます。
旅行目的を考察
訪日中国人の特徴としては「買い物」と「宿泊」にお金を使う傾向にあります。一方、欧米系は「体験」にお金を払う傾向があり、この点が明確に違う点と言えます。
このような情報を元に情報発信やコンテンツを考えることをお勧めします。
最も役立った情報源はSNS
他の国も同様の傾向になりつつあります。
中国はSNS先進国と言われるだけあり、その傾向が顕著です。
データからもSNSでアプローチしていくことが最も効率的と言えます。
上昇傾向である点からも今後力を入れるべき、情報媒体だと考えられます。
最も役立った情報は?
このデータは情報発信の際のコンテンツ、内容に最も参考になる情報です。これらの情報を訪日中国人は求めており、インプレッションが高い情報であると考えられます。これらの情報を多く発信することにより、フォロワー増加が見込めると考えられます。
大阪がTOP
訪日中国人に人気なスポットといえば「大阪」です。
過去からの推移をみると、東京がトップを死守していましたが、大阪が徐々に追い上げてきたことがわかります。
大阪が中国に似ているなど、様々な推測がありますが、なぜ大阪がトップになったかを分析することによって、ヒントはあると思います。
まとめ
中国人は文化的、政治的、歴史的背景から敬遠されがちの経営者も多いですが、必ず取り入れるべき市場だと思います。
適した中国人に来てもらうには、しっかりと情報発信を行うことが重要で、発信しない限りは有象無象の方々が来てしまいます。
大きなチャンスを掴むためにもしっかりと情報発信をしていきましょう。