社内の”異端児”的な人材に新規事業を担当させよう
新規事業が得意な人は、「新規事業の経験」があり、かつ「新規事業に向く資質」を持つ人材です。
「新規事業に向く資質」は、1997年のアップルコンピューター社のテレビCM「Think different.」に、ほぼ全てが凝縮されています。
Here's to the crazy ones.
The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square hole.
The ones who see things differently. They're not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
About the only thing you can't do is ignore them. Because they change things. They push the human race forward.
And while some may see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world are the ones who do.
クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者、トラブルメーカーと呼ばれる人たち。四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。彼らの言葉に心を打たれる人がいる。反対する人も、称賛する人もけなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にもできない。なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。
彼らはクレージーと言われるが、私たちは天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから。
新規事業は、自社の主力製品・サービスや、世の中の当たり前と違う、新しい事業やプロダクトを企画して立ち上げ、その事業を推進することです。
必然的に、今のやり方や内容に異議を唱え、過去の社内・業界常識を否定することになります。過去の踏襲ではなく、今までと違うもっと良い内容を模索せねばなりません。
このようなことは、「和を以て貴しとなす」タイプの人にとっては本当に苦痛なことです。
一方で、アップルコンピューター社CM「Think different.」のような人たちは、このようなことに嬉々として取り組むことができます。会社内で ”異端児” とか ”変わり者” と呼ばれがちな人たちです。 周囲からいつもちょっと浮いてる人、なんか余計なことをやってる人、何を考えてるかよくわからない人、突飛な事ばかり言ってる人。周囲からみると、なんかちょっと変わってる。
そのような人が、新規事業に向く資質を持つ可能性があります。
「新規事業に向く資質」とは、具体的には次の5つの特徴を兼ね備えた人材です。
① 「知覚」が特異で、ものごとの捉え方が特有
② 自分の判断基準を持ち、自分の頭で考えることができる
③ 見えないものを抽象的に構想できる
④ 内発的動機で駆動し、行動志向
⑤ 「人と違うことは良いこと」と思っている
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