長期休校は学校教育の危機となるか
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緊急事態宣言から1ヶ月、休業要請に従わず営業を続けるパチンコ店やキャバクラなどに非難が寄せられているが、それら店主達が危惧するのは「顧客の常習性が断絶されてしまうこと」ではないかと考える。
依存症にまで陥っている人は別として、通常の利用者は「生活習慣として日常に組み込まれている」ことで、パチンコ通いやキャバクラ通いを続けていることだろう。
所謂、"行きつけ"というやつだ。
この【常習性】についてもう少し突っ込んで考える。
子供が学校に通って1日を様々な学習のために使うという生活習慣にも、良い意味での常習性というものが深く関わっているように思う。
これだけ長期にわたる休校となると、子供達は常習的に学習するという生活習慣を取り戻すことが難しくなってしまうのではないかと危惧するものである。
春休みが延びているだけという感覚で考えたら、それも杞憂に過ぎないかもしれない。
しかし、今後の教育にもたらす影響は、少なからずあるのではないかな。
それも、かなり良くない影響だ。
震災のような大災害では、被災地の子供達は学校が再建されるまでの間、どのように過ごしていたのだろう。
別の地域の学校に通っていたのだろうか。
学校が再開されて、どのように教育を取り戻していったのだろう。
そういった観点での問題意識について言及した記事には出会ったことがない。
それが、「学校再開で子供達は自然に学習の習慣を取り戻すことができた」ということであれば、私の心配はただの杞憂ということになるのだが。
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