ケアレスミスを強制的に減らす方法
よく生徒から
「ケアレスミスが多くて困っています」
「ケアレスミスを無くすにはどうすれば良いですか?」
このような質問をいただきます。
しかし、このような相談を受けるたびに
「具体的にいつもどんなミスをしているの?」
と聞くようにしています。
聞くと、大体答えられません。
つまり、多くの生徒は
自分がどんなミスをしやすいのか?
例えば、
・+−を間違えるのか?
・累乗をつけ忘れがちなのか?
・問題を与条件を忘れやすいのか?
など、
自分のミスの傾向を把握できていない
のです。
誰しも自分の苦手な部分があるはず。
つまり、自分がどんなミスをしやすいか?
ミスをしやすいポイントが必ずあります。
なのでまずは
「自分にはミスをしやすい苦手な部分がある」
このことを前提に置いてもらえればと思います。
ケアレスミスを減らす具体的なやり方
では、具体的にどのようにすればケアレスミスは減るのでしょうか?
まずは、
①普段の勉強や模試においてケアレスミス・イージーミスで失点した問題を洗い出します。
ここでいうケアレスミス・イージーミスというのは画像のオレンジの領域です。
次に
②そこで犯したミスを類別化します。
例えば、数学の例でいくならこんな風にです。
<例>
1位:プラス・マイナスを入れ替えてしまった
2位:累乗を書き忘れた
3位:問題文を読み間違えていた
このようにすることで、
普段の学習や模試・テストで意識すべきポイントが明確になります。
例えば、計算する際は
「+−と累乗はしっかり確認しよう」
さらに、問題に取り掛かる前には
「しっかり問題の内容が頭に入る前で読み直そう」
などと意識できるはずです。
このように対策が具体的なのでアクションしやすくミスも大きく減ります。
逆にミスの類別化をしないまま、「なんとなく」対策をしていると
自分がどんな部分でミスをしているか分からないので、
「ケアレスミスを減らそう」
「計算ミスに気をつけよう」
などの抽象的で意味のないスローガンになりがちです。
結果、ケアレスミスは治らないまま、ということになるでしょう。
たしかに
「ミスを類別化しよう」
なんて誰も言わないことですし、はっきり言って面倒な作業だと思います。
しかし、この面倒な作業をやるからこそ
自分の抱えている課題が明確になり、
・自分の実力
・自分が試験場で発揮できる実力
この2つが「=」に近づくのです。
もちろん、自分の実力の最大値を上げるのも重要ですが、
そこに時間を割くのなら、
「自分が試験場で発揮できる実力」はそれよりも遥かに少ない労力で簡単に上がります。
試験場は点数の高い奴が勝つ。
だからこそ、
・すぐに取り組めて
・取り組んだ効果が大きい
ケアレスミス対策にも是非頭を使ってみてください。
きっとあなたの点数がすぐにでも改善されるはずです。
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