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ファンド管理にとどまらず、スタートアップ・エコシステム全体を変革するサービス(千葉道場ファンド 百瀬 聡美さん)

※本導入事例はサービスページに掲載している導入事例の転載です。

千葉道場ファンドについて

千葉道場ファンドは、起業家コミュニティによる起業家のための投資ファンド。主な投資対象は、シード・アーリー(プレシリーズA)またはレイターステージのスタートアップ。
公式ページ:https://chiba-dojo.jp/

百瀬 聡美さんプロフィール

日本生命保険相互会社にて営業・教育体系の企画に従事。その後、株式会社HERPにてSaaSプロダクトのカスタマーサクセス職を経験後、2022年4月より現職。ファンド管理業務を担当。

サマリー

・スタートアップの決算資料や資本政策表を一元管理
・タスク機能を活用して資料回収を大幅に効率化
・代行サービス活用で最初のデータ入力、セッティングを円滑に

スタートアップが管理する情報を地続きで確認できるプラットフォーム

ーー改めてですが、ご自身の役割やミッションについて教えてください。

ファンドコントローラーとして、投資実行以外の部分であるLPへのレポーティング業務や決算業務、払い込み関連や契約書の確認などの対応を行っています。

フロントにいるキャピタリストと、バックにいるLPや弁護士、税理士、監査法人との間で立ち回り、スタートアップの現状などを正しく伝えていく、というのが主な役割ですね。

ーー早速ですが、smartround導入のきっかけについて教えてください。

当時使っていたファンド管理ツールが使いこなせておらず、投資先のデータを一元的に管理できず、レポート作成にも手間がかかる、という課題を抱えていました。

smartroundは、投資側が投資先の情報をただ格納するのではなく、投資先のスタートアップがsmartround上で管理している情報と連携が取れるという特徴があります。

スタートアップが自社のためにデータをアップロードすると、投資先のデータにもアップロードが反映されるため、手元のデータ更新のための確認や作業などがいらなくなるんですね。

情報のプラットフォームという世界観が実現したら、スタートアップエコシステム全体がすごく良くなるだろうという考えのもと、導入しています。

資料管理から決算報告作成までフルサポート

ーースマートラウンドが目指すところに共感していただけてとても嬉しいです。実際に導入してみていかがでしたか?

デザインは見やすく、スタートアップから共有されたデータと自社入力のデータをクイックに切り替えられるのも良かったです。

一方で、最初のセットアップにおける情報の移管が大変で、smartroundのデータの入力代行サービスに助けてもらいながらやり切りました。

一番便利になったと感じたのは、スタートアップ側の資本政策表などのデータが、メールやコミュニケーションツールを介しての共有でなく、smartround上でシームレスに閲覧できることです。決算時はより簡単に情報の整合性が確認できるようになりました。

決算などの各種資料もライブラリに格納されていれば、「このデータください」というようなコミュニケーションコストを削減できるため、お互いにとって良かったと思います。

投資先の情報を閲覧できる画面。投資先のスタートアップがsmartroundを利用していれば、投資先のデータを確認でき、自社で入力したデータによる管理もできる。

ーー報告書作成についてはいかがでしょうか。

初回は入力する情報量が多く、効果は実感できなかったのですが、2回目以降は情報が蓄積されているので、数クリック程度で簡単に作成できるようになりそうです。

また、タスク機能が資料の回収時にすごく便利でした。多分、もっとも業務の時間短縮に繋がった機能です。

今まではメールやSlack、メッセンジャーで依頼し、資料をもらい、ダウンロードしてフォルダに格納して、という工数がかかっていたんですね。タスク機能であれば、依頼すれば同じsmartround内のライブラリに格納してもらえますから、大幅な効率化につながりました。

2023年にリリースされたタスク機能。資料請求フォームを作成し、投資先に一括して格納を依頼することが可能。

爆速で成長し続けるプラットフォームだからこそ使い続けたい

ーー改善してほしい点はありますか。

投資管理については、投資先が多いので半期ごとに情報をアップデートし、正確に管理するという大変さは残っているので、そこをうまく解消できたら嬉しいです。

他に気になる点としては、資本政策をExcelに出力する際、数値の根拠となる計算式が見えないことですね。実際にキャピタリストからも要望が出ていますし、私自身、ロジックや転換の経緯などが計算式からも見えたらより理解が深まると考えています。

ーー最後に、導入を検討している投資家に向けて、メッセージをお願いします。

smartroundの良いところは2つありまして、1つは先ほどもお話ししたスタートアップ側との情報共有が可能な、プラットフォームになっているところです。

もう1つは機能改善の早さです。気になった点などをカスタマーサクセスに伝えると、短期間でアップデートしてくださる。即改善するという姿勢が本当にすごいですし、素晴らしい点だなと。

ファンドコントローラーは、どのツールを使っても作業を完全に無くすことはできないんですね。そういう意味では決め手に欠けるところもあると思います。

だからこそ、ファンドだけでなく、スタートアップの効率化も行っているsmartroundを選ぶ意味があると考えています。

この世界観が実現されたらスタートアップや投資家、関係する方々全員が便利になっていくと信じているので、これからも応援しています。

ーー嬉しいお言葉をありがとうございます。これからも爆速での改善に取り組んでまいりますので、また色々フィードバックいただけると嬉しいです。本日はありがとうございました!

※記載の状況は取材当時(2023年11月6日)のものです。