投資先の情報をsmartroundで一元管理。ファンド決算業務における活用まで。(ジェネシア・ベンチャーズ吉田実希さん)
今回は、アジアのシード・アーリーステージのスタートアップへの投資に特化した独立系ベンチャーキャピタルであるジェネシア・ベンチャーズにてポートフォリオ・マネージャーを務める吉田実希さんに、smartround利用の背景と効果について伺いました。
ジェネシア・ベンチャーズについて
投資社数の増加に伴い膨れ上がる管理コスト
ーーそもそもsmartroundのどういった点に興味を持っていただいたのでしょうか?
投資社数が増えていく中で、自社だけで管理するのに限界を感じていたというのが最初のきっかけです。ファンド全体として投資先管理を効率化できるようなプロダクトを探していたのですが、smartroundの場合は双方向的にデータを入力・閲覧できるというのが理想的だなと思いました。
スタートアップ側でもデータを入力することができますし、入力されたデータを投資家側も同じように見ることができ、なおかつ担当者ではないキャピタリストも含めてファンド全体が共通のデータを見れるため効率化に繋がるというsmartroundの世界観に共感をして導入に至りました。
smartroundで統一されたフォーマット
ーーポートフォリオマネージャーとして投資先とやり取りをする中で、特に大変だったのはどういった点だったのでしょうか?
スタートアップから共有されたデータを確認するところですね。smartround導入以前は、共有されるデータのフォーマットがバラバラですし、Excel上でのヒューマンエラーもいくつか発生していたため、元の契約書を辿り何が正しいデータで何が最新のデータなのかを判断することに非常に時間がかかっていましたが、smartroundでは最新の資本政策表などが統一されたフォーマットで確認できるためすごくスムーズです。 また、ファンド内での情報共有に関してもsmartround内のライブラリに投資委員会や投資実行の書類を集約でき、そのままファンドのバックオフィス業務を一部委託している会社にも共有することができたので便利でした。
ファンド決算業務における活用
ーーファンド決算のタイミングではどのようにご活用いただきましたか?
smartround上から投資先の皆さんに対して必要なデータを入力またはアップデートしていただくことを依頼し、投資先から共有された情報をもとにワンクリックで投資先ごとの概況書類(※1)を作成することができました。 初回のアカウントのセットアップや情報の入力・共有の部分では、ある程度説明コストを割く必要がありますが一度入力をしていただければ次回以降はさらにスムーズになりますし、smartroundを使いこなしていただくことによってスタートアップとしても自社の管理を効率化できるため、ポジティブなフィードバックもいただいています。実際にほとんどの国内投資先に関して、smartround経由での情報を共有していただくことができました。
※1)ファンド決算時にLPに対して提出している会社ごとに基本情報・財務情報・資金調達の推移などを記載した書類
チームsmartroundには、私たちのオンボーディングからその後の質問、また新たな機能のリクエストに至るまでとても丁寧に対応いただいています。
特にフィードバックしてからの機能の改善、実装がスピーディで大変助かっています!ついつい甘えて色々と頼ってしまっていますが、これからもチームsmartroundの皆さま、宜しくお願いします!
ーー吉田さん、素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました!
smartroundはバックオフィス業務・投資家とのやり取りを効率化するサービスです。スタートアップには、「株主総会smartround」「資本政策smartround」「経営管理smartround」、「SO管理smartround」。投資家には、投資先管理や、投資案件の管理サービスとして「投資管理smartround」「案件管理smartround」などを提供しています。
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