社外への共有も社内での引き継ぎも、smartroundでスムーズに。(Acall株式会社 神尾 太郎さん、岩﨑 温代さん)
※記載の状況は取材当時(2023年7月6日)のものです。
Acall株式会社について
神尾 太郎さんプロフィール
岩﨑 温代さんプロフィール
サマリー
株主総会の使いやすさに感動し、smartroundを導入
ーー神尾さん、岩﨑さん、本日はよろしくお願いします。早速ですが、管理部門の体制やお2人の業務について教えていただけますか。
神尾 太郎さん(以下、神尾):私はCFO兼Corporate Group GMをしております。
弊社はエンジニア、セールス&マーケティング、プロダクト、コーポレートの4つのチームで構成されており、コーポレートチームには10名ほどのメンバーが所属しております。チーム全体で、財務・法務・総務・人事などのバックオフィス・管理業務全般を行っています。
私自身は、コーポレート全般を統括しつつ、財務面や資金調達、上場準備などは中心となって見ています。
岩﨑 温代さん(以下、岩﨑):私は経理、労務、総務、法務といったバックオフィス全般をマネジメントしております。
実際にsmartroundを触っているのは私たち2名になります。
ーー早速ですが、smartroundはどういう経緯で導入いただいたのでしょうか。
岩﨑:VCから、株主総会用のツールがあると紹介されたのがきっかけです。以前、別のツールで株主総会を開催したことがあるのですが、問い合わせ時の対応が遅かったり、送付前にクレジットカードの決済が必要だったりと、使いにくいところがありました。smartroundを実際に触ってみたら、操作性の高さや株主総会は無料で使用できることが分かり、前任者の代で本格的に導入しました。そこから引き継ぐ形で、トータルで2年ほど使わせていただいております。
整備されたデータと操作の分かりやすさで、社内の引き継ぎも円滑に
ーー株主総会smartroundを導入してみて、どういう変化がありましたか?
岩﨑:効率化以前に、そもそもsmartroundがなければ株主総会の開催ができなかったと思います(笑)
前任から引き継ぐまで、株主総会の実務を担当したことがなく、特に、神尾が入社する前の2022年12月の定時株主総会は1人で準備していました。あまり知識がない中だったため、必要な事項を選択していけば所定の様式で招集通知が簡単に作成できる株主総会smartroundは有り難かったです。
ゼロから調べて作成する必要がなく、1日で準備ができたところは本当に良かったなと思っています。
ーー前任者からsmartroundの管理を引き継がれたとのことですが、お困りになったことはありましたか?
岩﨑:元々アカウントは持っていたのですが、それまでは操作したことはなかったんですね。元々smartround自体が操作しやすかったということもあり、データもきちんと管理された状態で残っていたので、詳細な引き継ぎや個別マニュアルがなくても問題なく使えました。
ーー現在の株主のうち、smartroundで委任状の提出まで完結するのはどれくらいでしょうか。
神尾:現在株主は15社ほどおりまして、半数以上がsmartroundで委任状を送ってくださっています。
郵送で委任状をいただいた場合でも、smartround内に格納し、議決割合などを管理できるのもありがたいです。
ーーありがとうございます。逆にこうすればもっと便利だな、と思われるところはありますか?
岩﨑:基本的には、使いづらいな、と思うことはあまりないですね。
神尾:強いて言えば、招集通知を送ったら一息ついて安心してしまうので、委任状の回収率をメールや通知でお知らせしてくれたり、未提出の株主へ自動でリマインドしてくれるといいですよね。招集だけではなく、回収までsmartroundが自動でフォローしてくれるようになると嬉しいです。
証券データ機能で必要書類を即座に準備。投資家とのコミュニケーションもスピーディーに進行
ーーsmartroundでよく使っているのは何の機能でしょうか。
神尾:株主総会も結構使っていますが、一番使っているのは証券データですね。
岩﨑:証券データの管理で、株主の管理や新株予約権原簿の管理は活用しております。「 株主名簿ください」と社外の人に言われることが結構多いのですが、ボタン一つですぐ出せるところもいいですよね。
神尾:エクイティの調達時のDD(※編注:デューデリジェンス)や融資検討の際、スタートアップ側が提出する書類はほぼ決まっているのですが、smartroundには必要なものが全て揃っていると感じています。
先日、初めて「株主名簿記載事項証明書」の提出依頼があり、smartroundから出力できるか分からなかったため、カスタマーサポートにお問合せしたら、すぐにお答えいただき、おかげさまで無事対応できました。
ーー株主名簿記載事項証明書は複数のスタートアップからご要望をいただいて開発したという経緯もあります。freeeやマネーフォワードのAPI連携機能もスタートアップの声から生まれた機能の一つです。
岩﨑:経営管理smartroundですね。株主との試算表授受に伴うコミュニケーションが省略でき、とても助かっております。
最近、つながり機能でつながった株主から「データ共有機能があるなら、smartroundで確認するよ」とチャットでお声がけいただくことも増えました。データ共有は便利なので積極的に使っていきたいですね。
神尾:今はメールで資料を共有しているのですが、株主全員が使ってくれたら、「資料はsmartround見てください」とお伝えすればいいので、資料共有も格段に簡単になります。データサイズが大きい資料はメールだと受け取れないという人も少なくないので、そういった場面でも活用できると思います。
資本政策smartroundで資金調達の複数シナリオも簡単にシミュレーション
ーー他にはどのような機能を使っていらっしゃいますか?
神尾:資本政策smartroundも使っています。実際の証券データをベースに、将来のシナリオを複数作れるという機能で、重宝しています。投資家や金融機関と会話する時も、ここで実際に作成したシミュレーションを見せながら話をしています。
私自身は元々、今までGoogleスプレッドシートやExcelを使っていたのですが。入社してsmartroundを使ってみたら、今までの苦労はなんだったのかと思うことがあるくらい便利で、有り難く使っています。
資本政策smartroundの画面。実際のイベントを反映させられる他、表をコピーして複数パターンの想定を作成することも可能。J-KISSやSO発行など、様々なイベントに対応している。
神尾:もう少し具体的に言うと資金調達のラウンドが終わったタイミングで証券データに反映して、IPOまでの次のイベントを整理しています。現時点では、IPO時の売り出しや吸収の比率、KPIや指標は自分で計算しなければならないので、それも自動で算出されるようになったら、さらに嬉しいです。
ーーこの先、スマートラウンドに求めるものはありますか?
神尾:今日お話しする中で、まだまだ使えていない機能があると思ったので、便利な使い方をスマートラウンド主導で定期的にご提案いただきたいです。どうしても受け身になりがちなので、人気の機能や他社の使い方でご紹介いただいて、参考にしたいですね。
ーーありがとうございます!他にも日々お使いの中で気づいたことがあれば、お気軽にご連絡ください。今後もスタートアップのみなさまのお役に立てるような機能を開発してまいります。
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