SO管理でストックオプションの価値を可視化!バックオフィスの負担も劇的に削減(株式会社Flatt Security 豊田恵二郎さん、堤花名さん)
今回は、開発者のためのセキュリティサービスを提供している株式会社Flatt Securityの執行役員CCO 豊田さん、総務経理部長の堤さんにsmartroundを利用したきっかけや、導入前後の変化を伺いました。
Flatt Securityについて
ーーsmartroundを導入されたきっかけとご利用いただいている機能を教えてください。
豊田さん:エンジェル投資家の方から勧められて、スタートアップは利用料金が無料※ということもあり導入しました。
2020年7月から、もう3年くらい使い続けています。最初は株主総会smartroundだけ使っていましたが、今はSO管理smartroundと資本政策smartroundも利用しています。
(※株主総会や資本政策などの基本的な機能は無料(フリープラン)でご利用いただけます。SO管理はスマートラウンドパートナーとつながることで月額税込5,000円にてご利用いただけます。詳細はこちら)
株主総会:委任状の回収・集計まで全てウェブで完結
ーー株主総会smartroundの導入以前は、どのように株主総会を開催していましたか?
豊田さん:導入前は、全て書面で管理していました。書面を全て残さないといけないので、Wordで書面を1枚1枚作っていてかなり工数がかかっていました。
また、弊社は個人株主が非常に多く、創業1年以内で10人を超えていました。
株主とは普段はメールやFacebook Messengerでやり取りをしているので、株主総会のために郵送で書面を送るのはハードルが高かったです。
ーー株主総会smartroundを導入してみて、いかがでしたか?
豊田さん:株主総会smartroundを触ってみると、「これなしでは無理だな」と思いました。大学在学中に起業したということもあり、当初はどうやって株主総会を開いたらいいかわからない状態でしたが、準備から委任状の回収まで全てのフローがウェブで完結するのが非常にありがたいです。
堤さん:株主の変動をsmartround上で管理できるのも安心ですね。Excel等で管理すると、自分の手で式や数字を変更する手間がかかりますし、他の人と共同で管理するときにミスが起こる可能性があります。
ーー株主が多いとのことですが、特に課題はないでしょうか?
堤さん:先方の社内フローの関係で、一部smartroundを利用できない株主がいますが、ほとんどの株主とはsmartroundでやりとりができてます。
また、株主がsmartroundを利用できない場合も、画面上でsmartroundが利用できないことが一目でわかるので、その株主のみ別途招集通知を送付して、返送された書類をsmartroundに入力することでカバーできています。
SO管理:「うおーーーー!夢あるじゃん!!!」ストックオプションが真に可視化されて起きたこと
ーーSO管理smartroundを導入する前の課題について教えてください。
豊田さん:SO管理smartround導入前は、僕が作った温かみのある(笑)スプレッドシートでストックオプションを管理していました。僕を含む経営陣と人事、堤さんが管理していて、半期ごとに横に横にスプレッドシートを伸ばしていくという「しんどい運用」でした。
従業員自身に対しては各自の総保有個数も全く可視化されておらず...個々人が過去の契約書を確認するしかないという状況でした。
堤さん:SO管理smartround導入直前に一覧を作ったのですが、手間がかかり、ミスも多かったです。また、整理はできても、従業員に対して開示できるものではなく、可視化ができていたとは言い難い状況でした。
豊田さん:従業員は自分の保有個数より、自分が保有するストックオプションで将来得られるリターンの方が気になるのではないかと思います。将来の時価総額や希薄化度合いはもちろん仮の値段で出すしかないんですが。
しっかり計画を立てて、決して少なくはない量のストックオプションを付与しているのに、その取り組みの意義が従業員に伝わらないという課題がありました。
ーーSO管理smartroundでその課題は解決されましたか?
豊田さん:SO管理smartroundにはIPOしたときににどれくらいリターンがあるか従業員用のアカウントで可視化できる機能があります。利用を開始したタイミングやストックオプションを付与したタイミングでその機能を周知したところ、会社のSlackや雑談MTGなどで従業員側から「うおーーーー!夢あるじゃん!!!」「やったー!!」というポジティブなリアクションがあり、導入してよかったなと感じました。会社の成長が自分のリターンに繋がっている実感を持つ機会ができたことはとてもよかったんじゃないかと思います。
資本政策:Google Driveでバージョンがバラバラになっていた資本政策表を一元管理
ーー資本政策smartroundをお使いいただいたきっかけとご感想を教えてください。
豊田さん:もともと資本政策smartroundは使っていなかったのですが、SO管理でIPO時の想定リターンを表示するために利用するようになりました。
堤さん:資本政策smartroundを利用する前は、株主から依頼があったタイミングでその時々の最新版の資本政策表にアップデートして共有する、という流れでした。今は資本政策smartround上で常に最新版を共有できるようになっているので、嬉しい副次効果ですね。
豊田さん:資金調達活動時にはGoogle DriveにVCごとに共有用のフォルダを作って、それぞれにバラバラとスプレッドシートを格納・共有していました。ファイル名に日付が書いてあるスプレッドシートが複数あると、どれが最新か信頼できなくなることもありますし、こうなってしまうと、Google Driveの検索機能も役に立たなくなってしまいます。資本政策smartroundで管理を一元化できて助かっています。
株主総会担当者の必需品。未経験でも1人で株主総会手配を。
ーーsmartroundに関する様々なサービスをお使いいただいていますが、スムーズに利用を開始できましたか?
堤さん:私が最初にsmartroundに触り始めた時は、もともと株主総会の手配は一切行ったことがなく、「まずそもそもこの用語は何だろう?」という状態でした。しかし、ご利用ガイドや付属の株主総会マニュアル・資金調達マニュアルなどを参考にしながら、サービスを触ってみるうちにすぐ使い方に慣れ、操作や利用方法でつまづくことはなかったです。私のように未経験の方でも難なく利用できるのではないかと思います。
ーー導入を検討しているスタートアップの方へメッセージをお願いします。
豊田さん:スタートアップは無料で導入できるので、導入しない理由はないと思っています。
また、運営会社のスマートラウンド自体がスタートアップということもあり、サービスに関する要望に対する機能追加や改善といったアクションのスピードが早いのも特徴の1つです。これも、スタートアップにとっては共感しやすく、導入する強い理由になると思います!
堤さん:工数が劇的に少なくて済むようになるので、私のように1人で株主総会を担当しているバックオフィス担当者の方にはおすすめです。smartroundを利用してから、株主総会のたびに紙面を用意することや、メールを自分で打つこともなくなり、今では考えたくないくらいの工数が削減されました。
ーー最後に、今後の目標やビジョンなど教えてください!
豊田さん:弊社が提供する、セキュリティ診断をはじめとするプロフェッショナルサービスとセキュリティプロダクトの両軸でそれぞれの強みが際立ってきており、お客さまからもポジティブなフィードバックが増えています。
これから事業を拡大していくのはもちろんですが、会社としてはグローバルに事業を広げていくことも目標に掲げています 。事業としても組織としてもより拡大していく中で、今回お話した株主総会に関する話のように、バックオフィスでの新たな課題にぶつかることもあるかと思いますので、一つ一つに向き合って改善していきたいですね。それぞれの課題を解決していくことで、組織として次のステップに進めると信じて頑張っていきたいです。
ーー豊田さん、堤さんありがとうございました!
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