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#01 このノートを始めることになったのは・・・
りえさんへ。
そして、今 この文章を読んで下さっている全てのみなさんへ。
こんにちは、りえさん。
これは最初のお手紙です。
外資系の会社でお会いしてからもう何年でしょう。
私はアナウンサーで、りえさんは同時通訳者。
職種は違うけど、お互い言葉を紡ぐプロ。
こだわりは、優しい言葉で品よく朗かに。
そんな風に誰かに何かを伝えているところも話が合いましたよね。
私は英会話教室に3年通いましたが、英語を身に付けることができませんでした。
海外からのツーリストの方に電車の乗り方を聞かれてもあたふたするだけ。
困っているのに助けられなくてごめんなさいと、心の中で謝るばかり。
りえさんのBritish Englishは、英語ができない私でも、美しくてエレガントだと解ります。
かっこいいなあと憧れていました。
そんなある日りえさんは、
「私は英語の発音矯正もやっているの。
あなたは、イギリス人がどこで覚えたのかと驚くくらい完璧に話せる素質があるのよ!」と、おっしゃいましたよね。
私はその時、キラキラしたものが目の前に降り立ったような気がしました。
まるで三蔵法師が、お釈迦様に“経典をとりに旅立ちなさい”と言われたみたいに。
とても嬉しかったです。
「よし、イギリス英語の世界に旅立とう!」
話はこうして転がり出しました。
この文章を読んで下さっている方は、
私と同じ英語に興味はあるけど得意じゃないですか?
英語は話すけど、もっとエレガントに発音したいとお考えでしょうか。
シャーロックホームズなどのミステリが好きで、原書で読んでみたいとお考えの方はいらっしゃいますか?
私はNHKで原稿を読む仕事を経験し、今でも日本の言葉を公式な場で話すプロ。
全く英語はわかりませんが、夢は「誰もがキレイねと思ってくれるような美しい発音と言葉を、英語を使って話すこと」「シャーロックホームズの原書をロンドンのアナウンサーみたいな明瞭な発音で朗読すること」
共感して頂けたなら、ここに立ち寄ってみてください。
最初のお手紙は長くなってしまいました。
でも、これが今の私の気持ちです。
りえさん。
このアカウントで、日本にいながらイギリスの空気に触れられること、楽しみにしています。
PS 次回から もっと文章を短くしますね。
よろしくお願いいたします。
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