現役大学生・院生が気付いた、良い企画をつくるために必要なポイント
Smart City戦略室は、福岡のSmart City化を推進していくため、福岡の未来を語り合う場として「Smart City Fukuoka Meetup」を開催しています。
今回は、その#4、5に参加してくださった学生さん4人に個別インタビューを行い、その内容を1つのnoteにまとめました🎤
今回インタビューにご協力いただいた学生さん(五十音順)
●中﨑さん(九州大学共創学部 )
●村上さん(九州大学大学院人間環境学府都市共生デザイン専攻)
●山部さん(山口大学国際総合科学部)
●尹さん(早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修)
--まずは、Meetupへのご参加ありがとうございます!
参加のきっかけは何でしたか?
中﨑さん:
僕は災害時のコミュニケーションツールとしてLINEを活用するのは面白そうだと思って、そのあたりを学びたくて参加しました。もともと防災に課題意識をもっていたので、Smart City戦略室が災害時の情報発信や避難訓練にLINEを活用していることを知っていました。
山部さん:
「そもそもスマートシティってなんだろう?」と疑問をもっていました。留学先でIoTサービスを使っている人をよく見かけたので、スマートシティに興味がありました。
--お二人ともおもしろい視点ですね!私たちのスマートシティ事業について知ってくださっていたということで、私たちもますます精が出ます💪参加してみての感想はどうでしたか?
尹さん:
私は「ユーザーを中心に考えなさい」と言われたことが衝撃的でした。経済的合理性やビジネスモデルを考えることが、今まで参加したイベントでは重要視されていたので。
あと、Smart City戦略室の社員さんの姿が印象的でした。本気で忖度なくサポートしてくれて、「2日の短い期間だしこんな感じでいいんじゃない?」ではなく「こうした方がもっといい企画になりそう」と最後まで高めてくれる意見をくれて、最後の最後まで走りきった感がありました。
村上さん:
オンライン開催でも社員さんとの距離を近く感じて、なんでも質問しやすかったです。「学生-社員」より「人間-人間」に近いイメージでした。
コラム☕️ -Smart City戦略室室長 南方コメント-
学生さんが印象に残っていると挙げてくれた「経済合理性を軸にしない」「社員との距離の近さ」は、まさにSmart City戦略室が大事にしているポイントなんです。
そのポイント含め、このmeetupと一般的なワークショップの特徴を7S*で比較してみました▽
*7S:マッキンゼー・アンド・カンパニーが作成した、組織をつくる資源をあらわすフレームワーク
学生さんのあげてくださったポイントは、左上の戦略=創発的戦略につながっています。これは、私たちは良い企画をつくるために計画的戦略に加えて取り入れている大事な要素です。
(詳しくはこちら▷https://note.com/smartcity/n/nc84d57f83f2a)
その創発を生み出すカギになるのは、好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心という5つの心構え。
学生さんが印象に残っていることは、この5つに通じているんじゃないかなと思います。
社員との距離の近さ・話しやすい雰囲気
▶︎持続性、柔軟性、楽観性
収益性よりも、ユーザーの困りごと・自分の実現したいことを重視
▶︎好奇心、冒険心
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--いい企画に繋がる意外なポイントでした!💡
では最後に、学生さんに質問です!LINEを活用したまちづくりの取り組みについてどう思いますか?
中﨑さん:
まちづくりやプロジェクトへの参加ハードルが下がるのがいいなと感じています。例えば避難訓練だと、一般的には防災意識が高い人だけが参加するイメージでしたが、LINEで行っていた「とつぜんはじまる避難訓練」は気軽に参加できるのがいいですよね。
山部さん:
福岡市をステキな街にしていくなかで得られた知見やノウハウを活かして、全国の課題を解決していってほしいなと思います。
村上さん:
もっと私たち学生が利用したくなるコンテンツがあるといいなと感じています。機会さえあればまちづくりに関わりたい!と思っている学生はたくさんいると思うので、楽しくまちづくりに参加できる、またはそのきっかけになるようなコンテンツが欲しいです。
尹さん:
福岡という都市は、LINE Fukuokaと一緒に発展している印象をもっています。福岡での取り組みをどんどん全国に広げていって、どこに住んでいてもこういうサービスが利用できる社会になると、楽ちんだしステキだなって思います。
--皆さん、ありがとうございました!
これからも未来を担う学生さんのフレッシュな意見を取り入れながら、福岡をもっと活気溢れるまちにしていけるように頑張ります🏙✨