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九大生1,500人が走行した、2,700km, 350時間。このデータは政府へ。 未来のルールを変える、電動キックボード実証実験レポート公開!

〇電動キックボードはどんな乗り物?

個人で使用・消費する時代から、複数の人でレンタル・シェアする時代へ─

世界的にシェアリングエコノミーが盛んないま、移動手段もシェアリング化が進んでいます。

シェアリングモビリティによって、従来の公共交通機関ではカバーしきれないような"ラストワンマイル"、例えば「スーパーから家まで」「駅から目的地まで」をもっと楽に、そして安価で移動可能になります。

日本でも、車や自転車のシェアリングは見かける機会が増えましたよね。

しかし、世界ではすでに第3のシェアリングモビリティ=「電動キックボード」が浸透しつつあるんです。

〇日本では電動キックボードが普及しない理由

欧米では、街中での電動キックボード利用が日常に浸透しています。簡単な操作で気軽に利用できる為、ラストワンマイルと言われる短距離移動に多く利用されています🛴

しかし、日本ではまだ普及していません。実は、日本は交通に関する法規制がしっかりとされているため、新しいモビリティが参入しづらいんです。

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日本でもヘルメット装着やナンバープレート設置等、いくつかの条件をクリアすれば利用できるのですが、普段使いにしてはなかなかハードルが高い...。

そこで、この状況を打破するべく、福岡から新しいルールを作ろうとしている動きがあります。それが、mobby rideさんの取り組みです。

〇「mobby ride」さんってどんな会社?

mobby rideさんは「Fukuoka Growth Next」(福岡市がスタートアップを後押しするプロジェクト)のメンバー企業で、電動キックボードのシェアリングサービスを展開されています。
2018年12月に福岡市の「実証実験フルサポート事業」に採択*され、2019年3月の福岡市で実施した体験会を皮切りに、日本各地で電動キックボードに関する体験会を実施。2019年10月から、九州大学伊都キャンパスにて6ヵ月にわたる実証実験を実施されました。
* https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/mirai/fullsupport_mobby.html
さらに、九州大学での実証実験は、政府の「規制のサンドボックス制度**」の認定を受けており、道路交通法、道路運送車両法適用外の私有地であるものの、実証結果をもとに、規制所管(国家公安委員会ー警察庁、国土交通省)と規制の見直しに向けた議論ができる環境を作り出せたことに大きな意味があります。
**https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/regulatorysandbox.html

mobby rideさん以外にも電動キックボードのシェアリングサービスを展開している企業はいくつかあるのですが、免許不要、完全なセルフサービスでシェアリングの実証実験を行ったのは、mobby rideさんが日本初

しかもバスや車が通る九州大学伊都キャンパス(日本1広いキャンパス👑)=限りなく公道に近い環境で実施されました。

〇mobby rideとLINE Fukuokaの協業スタート

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2019年10月、LINE Fukuokaはmobby rideとの協業を発表しました。
<プレスリリース>https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2019/102415

九州大学の実証実験での電動キックボードの解錠・施錠ツールは「LINE」

LINEは国内で8300万人(2020年1月時点)に利用されており、普段使いされている学生の方も多いため、アプリのダウンロードの手間なしで気軽に「mobby」を利用することができます。

より多くの九州大学の皆さまに「mobby」を「身近なもの」としてご利用いただくことで、電動キックボードの検証・実験をともに推進しました。

mobby提供素材 (1)

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〇実証実験のアプリとして、満足度93.5%を記録!

まずは11月にセルフサービスで実験を開始し、12月から伊都キャンパスのウェストゾーンのほぼ全域で電動キックボードのシェアリングサービスを展開されました。

実証実験での「mobby」LINE公式アカウントの友だち登録者数は1,571人
積極的に体験してくださった九大の皆さまのおかげで、電動キックボードが走れる未来に一歩近づくことができました🌸

また、利用した九大生を対象としたアンケートでは、LINEで操作できることへ「とても良い」「良い」と回答してくださった方が93%超え

特に良かった点として、
・新しくアプリをダウンロードする手間が省ける点:76.7%
・普段利用しているLINEをそのまま使える点:76.7%

と高評価をいただき、大変嬉しい限りです...!

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〇日本縦断分の走行距離を達成🗾

また乗車実績でも、国内で圧倒的な数値を達成されました!
こちらはmobby rideさんの実証レポートにて掲載されている12月某日の実際の走行の軌跡です。

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6ヵ月もの間、mobbyはこの広大な伊都キャンパスを走行し、総走行時間はなんと21,363分。
総乗車距離は、日本縦断とほぼ同じ距離の2,722kmにものぼります。

さらに、それを事故0件で達成されるという快挙を成し遂げられました!

詳しい内容については、こちらのmobby rideさんの実証レポートをご覧ください→https://mobbyride.jp/column/200421_kyusyu_univ

〇市民参加型のスマートシティが未来を変える

九州大学の実証実験は「規制のサンドボックス制度」に認定されており、実証実験のデータは規制省庁に提出され、今後の制度の見直し等について議論される予定です。

人々の暮らしを便利にするために、法規制の緩和というチャレンジを続けるmobby rideさん...素晴らしすぎます...!

また、実証実験で圧倒的な成果を出せたのは、九州大学の皆さまが積極的に利用してくださったおかげです。
1人1人の意欲的な利用・行動が未来のルールを変える、
これこそまさに「市民参加型スマートシティ」だと感じています。

将来的には、天神の街をmobbyですいすいウィンドウショッピングしたり、ラストワンマイル(家⇔スーパーなど)を労力ゼロで移動できるといいですね🛴

これからもmobby×LINE Fukuokaのチャレンジを、どうぞよろしくお願い致します!

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