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長浜屋台街DXプロジェクトレポート【後編】「妥協ないLINE公式アカウントができた!」メンバーが語る企画への想いを新卒社員がインタビュー

早くも3回目の登場になりました、DX・Smart Cityセンター新卒社員の依田です!
LINE Fukuokaがこの夏、福岡市と共働でスタートさせた「長浜屋台街DXプロジェクト」。

リリースからすでに多くのメディアに取り上げられており、屋台のLINE公式アカウントFUKUOKA GUIDEは友だち数が12,000人を突破するなど、大盛り上がりの長浜屋台!

長浜の屋台にデジタル技術を融合させ、新たな文化をつくることを目指す本プロジェクトに携わった、DX・Smart Cityセンターのおすぎさんに企画に込めた思いについて聞きました!

▼「長浜屋台街DXプロジェクトレポート【前編】友だち数1万人突破!LINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」のトリセツ」はこちらから


ーー長浜屋台DXのプロジェクトにLINE Fukuokaが参加することになった経緯を教えてください。

おすぎさん:福岡市とはDX・Smart Cityセンターの前身である、Smart City戦略室立ち上げ当初からいろいろな取り組みを行ってきました。
今回のプロジェクトは、福岡市屋台基本条例が施行されて10年の節目であり、偶然にもLINE Fukuoka設立10周年重なったことがきっかけでした。

今回、7軒の屋台が新しくオープンし、復活を遂げた長浜屋台街。
福岡市中心部からのアクセスに課題がある長浜屋台街ですが、逆にLINEとの相性も良いと考え、この取り組みを機に盛り上げようという話になりました。


――様々なステークホルダーがいる中、LINE Fukuokaはどのような立場にいたのですか?

おすぎさん:LINE Fukuoka は、プロジェクトの一部である「LINEを活用した屋台DX」企画進行を担当しました。

屋台という古き良き、ある種アナログな福岡の文化に、LINEが提供するデジタルの技術を掛け合わせて新しい屋台文化を作ることにチャレンジしました。

具体的には、新しい試みとしてIoTデバイスを導入の提案をし、LINE公式アカウントからリアルタイムの営業状況を確認できるようにしました。
一般的な路面店と屋台が大きく違うのは、当日の天候によって営業が左右されるということ。
議論の末、以下の2点をクリアしなければいけないと考えました。
①毎日変わる営業状況に対応できること
②屋台設営の作業の中で、店主になるべく負担をかけないこと

議論の末に、通電すると営業中という信号が飛ぶIoT端末を選択しました。


――今回のプロジェクトでこだわったことはなんですか?

おすぎさん:ユーザーファーストUI・UXに最もこだわりました。

LINE公式アカウントの特徴を意識し、自分がユーザーとなって操作しながら、「どうすればユーザーが使いやすいか・便利と感じてもらえるか」を追求しました。

例えば、初めは「長浜屋台検索」を選択しても画面下のメニューに屋台の店名を詰めて選べるようにしていました。
しかし、ユーザー目線でアカウントを使っていくと
・「写真があると雰囲気が分かって選びやすい
・「文字で補足があった方が興味がそそられる
などの仮説が出てきました。
そこで思い切って、リッチメニューからトークに画像を出す仕様に変更しました。

実際に画面を触りながら協議を重ねるメンバーの皆さん


――今回のプロジェクトで1番大変だったことはなんですか?

おすぎさんLINE公式アカウントの仕様がなかなか決まらなかったことです。福岡市や九州博報堂をはじめとする多くのステークホルダーが関わっていて、それぞれ想いがあったからこそ、まとめて形にするのが結構大変で。

例えば、
・「屋台」ではなく「長浜屋台」と記載したい
・屋台の世界観をそのままLINE公式アカウントに反映させたい
・英語の細かいニュアンスにこだわりたい

など、細かいところまでたくさんのこだわりをそれぞれが持っていました。
なるべく要望に応え、ユーザーの使いやすいデザインに行き着くために仕様についても話し合いました。
成功させたいという思いで何度も議論を重ねた結果、妥協のないLINE公式アカウントをつくることができたと考えています。


――今回のプロジェクトで楽しかったことはなんですか?

おすぎさん:楽しかったことは二つあります。
一つ目は屋台店主との関係が築けた時です。
何度も屋台へ足を運ぶうちに店主の方々が顔を覚えてくれて、相談しやすい関係性ができていくことに喜びを感じました。
取材会で用意した屋台DXのちょうちんを取材会後も装飾してくださったり、こちらが準備したTシャツを店主の方々が笑顔で着てくださったり、細かいことかもしれませんが、一つ一つがとても嬉しかったです。

二つ目はプロダクトが完成した時です。
たくさんの協議を重ねたアイデアがアカウントとして実現される時は、何度経験してもめっちゃテンション上がります。

ビジネスプランナーという仕事の魅力は「思いが形になる時」だと考えています。
解決したい課題があって、それを解決するためにアイデアベースから形(プロダクト)になる過程を見届けることができます。
課題を解決するだけではなく、今までにない新しい体験(WOW)を届けることができることに喜びを感じます。


ーーリリース後は、どんな成果がありましたか?

おすぎさんユーザーの声が1番の成果でした。
この仕事の面白さは、SNSや口コミからユーザーの反応を直接見て、感じることができること。
ユーザーファーストであることを最も大切にしているLINEだからこそ、ユーザーの声を確かめることは不可欠です。なので、いい意見も悪い意見も真摯に受け止めます。
SNSでエゴサーチをして、「長浜屋台に行きたくなる!」、「めっちゃいいな」、「もっと早く欲しかった!」という声を見た時はとても嬉しかったです。
個人的な話だと、仕事帰りに長浜屋台に行った際、直接「ステッカーかわいい!」と隣に座っていたお客さんに言っていただけたり、「これ好評ですよ!」と店主の方に言っていただけたり。
私たちのユーザーは、LINE公式アカウントを使っていただく屋台のお客さんだけではなく、屋台店主の方々や他のステークホルダーもユーザーです。
全てのユーザーからポジティブな声を届けてもらえたことが1番の成果だと考えています。

いちユーザーとして長浜屋台に通っています✨


――今回のプロジェクトを終えて、今後長浜屋台街がどうなっていってほしいですか?

おすぎさん:長浜屋台街は、6月5日のオープン以来ずっと大盛況です。この状態が続いてほしいですし、皆さんに「LINEで長浜屋台街のこと分かるのって便利だよね」と思っていただけると嬉しいです。

また、今回のプロジェクトで得られたノウハウを福岡市の他の場所でも展開できたらいいなあと考えています。観光の場面でLINEを活用することで福岡市の回遊性を高めていきたいですし、アフターコロナでの福岡市の観光をLINEが支えていけると考えています。

私たちLINEグループのビジョンは「24時間365日生活のすべてを支えるプラットフォームになること」、つまり「Life on LINE」の実現です。
今回の施策のように、観光面をありとあらゆる角度から支えることも私たちLINEが目指す「Life on LINE」を実現するための一歩だと考えます。

先日行った長浜屋台街
大盛況!

最後に

私が配属されてから携わらせていただいた長浜屋台街のDXプロジェクト。
福岡が誇る屋台文化に新しい価値を創り出す過程を見届けました。そんな様々な人の想いが詰まったサービスがついにローンチ…!!
おいしい食べ物と楽しい時間を提供する長浜屋台街が、これからも多くの人に愛されることを願っています。
長浜屋台街に行く際には、長浜屋台のLINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」を追加してみてください!

FUKUOKA GUIDEの友だち追加はこちらから!

DX・Smart Cityセンターではこれからも皆さんに、たくさんの「WOW」を伝えていきます!
DX・Smart Cityセンターを応援をよろしくお願いいたします!

この記事を書いた人
依田
・LINE Fukuoka DX・Smart Cityセンター 
・23卒新入社員
・京都出身
・Twitterで福岡に住む私の日常を発信しています!
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