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8/20 イベントレポート 『データのオープン化』を徹底議論! 第2回Smart City TVを振り返ります

 こんにちは、Smart City戦略室 新人PRのおとめです!
この度、8月20日(木)に行われた第2回Smart City TVのディレクターを担当しました。
参加者の皆さまがひとつでも「気付きや学びのある会だった!」と思ってくれていたらいいな、と願いながらこの記事を書いています💭

本記事では、第2回 Smart City TV で語られたことについてレポートしたいと思います!

Smart City TVとは?📺
 まちづくりに関わる皆さまにお集まりいただき、まちづくりの課題や未来についてディスカッションするオンラインイベント。
第2回の概要📺
 今回は、一般社団法人Code for Japan 関治之さん、日本マイクロソフト株式会社 藤中伸紀さんをお招きし「社会の発展・ビジネスの側面からみるデータのオープン化のメリット・デメリット」について議論しました。

◉第2回Smart Cityの概要

◉第2回 Smart City TV アーカイブはこちら

登壇者(敬称略)
◉スピーカー

関 治之(一般社団法人 Code for Japan)
藤中 伸紀(日本マイクロソフト株式会社)
乾 友輔(LINE Fukuoka株式会社)
◉モデレーター
南方尚喜(LINE Fukuoka株式会社)

データのオープン化とはどういうこと?

データのオープン化の代表例として、「オープンソース」と「オープンデータ」の2つがあげられます。

「オープンソース」
✔︎ ソースコードが公開されていて誰もが改良・再配布可能なソフトウェア
✔︎ 類似サービスの開発にかかるコスト・時間を短縮できる

「オープンデータ」
✔︎ 誰もが利用・再掲載できるように公開されているデータ
✔︎ 利便性の高いサービス創出を推進できる

わたしメモ📝
"データのオープン化"には社会的・ビジネス的な2つの側面で意義がある
■社会的意義→社会全体が長期的に発展していくことができる!
■ビジネスメリット→各社間でデータを共有することで初めて生まれるwin-winのビジネスモデルの具現化が可能に!

東京都の事例・神戸市の事例

東京都における「データのオープン化」の事例(Code for Japan)
東京都では、新型コロナウイルス感染症対策サイトをGitHubでオープンソース化し、台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏が改善に参加するなど、世界中から貢献が生まれ、サイトの改善が可能になりました。

神戸市における「データのオープン化」の事例(日本マイクロソフト)
神戸市では包括連携協定を元に、オープンデータとしてダッシュボードを開発したり、 特別定額給付金申請状況アプリをオープンソース化することでスマートシティの実現をサポートしています。

わたしメモ📝
関さんは「オープンソースへの投資は、社会的な知的資本への貢献に繋がる。」と話し、自治体とシビックテックとの連携強化の必要性を強調されていました。
藤中さんも「協働している神戸市の職員の方の、デジタル化に対する姿勢や理解、知識が(スマートシティ化への)取り組みを推進している」と話されていて、まずはデータをオープンにしていくこと、そして自治体と民間企業・市民が共創していくこと。この両方が大切なのだと感じました。

ディスカッション

ディスカッションでは今回のテーマである「社会の発展・ビジネスの側面からのメリット・デメリット」について登壇者が議論を交わしました。

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Topic1:何をオープン化されるべきデータとは?
・Code for Japan:業界内互換性を取るためのデータ仕様
・Microsoft:行政の変革のノウハウと生きたデータ
・LINE Fukuoka:防災関連のソースコード、シナリオ、マニュアル

まずは他の自治体や企業が活用しやすく、公共性の高いデータを優先してデータをオープンにしていくことが大切。例えば「防災」や「新型コロナウイルス感染症」に関するデータの公開などが挙げられます。

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​Topic2:オープン化の取組みを成功させるTips
・Code for Japan:プラットフォーム利用者コミュニティの活性化
・Microsoft:ルール作りと成功例の共有
・LINE Fukuoka:価値の見える化、ユーザーのリテラシー向上

「データのオープン化」はその領域に詳しい人たちだけで議論されるものではなく、市民が要望をあげたりフィードバックを返したりするなど、全員で当事者意識を持って関わっていくことが大切。またそれを実現する仕組みづくりも必要です。

わたしメモ📝
「データのオープン化」は市民の生活を向上させるためにとても大切。
しかし、行政職員と市民のリテラシー向上、ルールの整備、横展開していくためのノウハウ作り、そもそも使えるデータであることなど、官民問わず全員の努力が必要。「データを公開する」ことをゴールにするだけでは不十分なのだと感じました。
わたしはオープンソースを書き換えたりはできないけど、情報リテラシーを高めることだけでもデータ活用の取り組みへ繋げるお手伝いになるのかも。

最後に

今回のイベントでは「データのオープン化」をテーマに、各社・各都市の事例を交えながら何をオープンにすべきなのか?どうすればまちづくりに活かしていけるのか?について学ぶことができました。

自治体や企業は、まずはデータをオープンにし、市民の課題を起点に考えそれを活用する。社会の長期的な成長のためには1つの自治体や1社の民間企業に閉じることなく、全体で協力し合って成長していく姿勢が何より大切なのです。

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登壇者の皆さまの「お疲れ様でした〜!」ショット📸 楽しそうですねw

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今後もSmart City TVを通して民間企業、自治体、そして市民の皆さまと意見を交わしあえる場を作ることで「まちづくり」がもっと身近なものになることを目指していきます。
ご視聴いただいた皆さま、登壇者の皆さま、本当にありがとうございました!

第3回Smart City TVも計画中です📺
最新情報はSmart City戦略室Twitterより発信いたします✨お楽しみに!!

🔗関連リンク🔗

・当日のアーカイブ📺

・回答しきれなかった質問にお答えしました💭


・Code for JapanのHPはこちら 

・日本マイクロソフトのHPはこちら

・LINE FukuokaのSmart Cityに関する取り組みはこちら

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