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CFO酒谷が挑む「客体から主体」へのチャレンジ。

こんにちは、スマートキャンプtent編集部です。
2023年12月、執行役員に就任したCFOの酒谷 彰一さん。東京証券取引所を経てスマートキャンプに入社した理由や、入社して半年強を経て感じた、CFOから見る会社の課題などをお話ししてもらいました!

酒谷 彰一(さかたに しょういち)
執行役員CFO
東京大学工学部卒業後、2011年に東京証券取引所に入社し、上場審査部にて東証IPO審査を30社超担当。2018年にはシンガポール国立大学(MBA課程)に留学し、卒業後は東証シンガポール支店の副支店長としてAPAC地域の投資家および上場候補企業の開拓/RMに従事。2023年6月にスマートキャンプ株式会社に上場準備室 室長として参画し、IPO準備全般/ファイナンスを管掌。2023年12月より現職。


東京証券取引所でIPOを目指すスタートアップ企業・投資家たちと向き合い、そしてスマートキャンプでは逆の立場で市場と対峙することに

新卒で入社した東京証券取引所にて、これまでほぼ一貫してIPO分野に携わってきました。上場審査担当としてスタートアップ企業の経営陣と日々対話をする中で、より良い企業に上場して欲しいという思いが芽生え、シンガポール赴任時代にはアジア企業の東証上場誘致、また在外日本株投資家と日々折衝する機会に恵まれました。

シンガポール留学時代の同級生と

海外赴任期間を終えた今、今度は自らが”発行体”の立場で上場し、証券市場に魅力的な投資物件を提供することで日本市場を活性化させたいと思い、その可能性を強く感じたスマートキャンプにジョインしました。

※個人的なモチベーションをもう少し深掘りすると、MBA留学で学んだ経営視点をひりひりする環境で活かしたい、また一度きりの人生の中で、資本市場を両面から見たらシンプルに楽しそう(!)、と思ったことが挙げられます。

環境にこだわった結果の”スマキャン”という選択

私は、折角貴重な人生のリソースを使ってコミットするならば、同僚をはじめステークホルダーの皆さんと楽しく仕事し、そして自らも成長できる環境に身を置きたいと考えています。(サッカー本田圭佑さんの「環境にこだわれ」という言葉に共感します)

林さん・阿部さんとは初対面の際(田町の焼肉店)から、異業種出身の私の意見を受け入れフラットに議論することができ、スタートアップ経営者としてのしなやかさを尊敬するとともに、この会社にコミットしたいと自然と思えたことが入社理由の一つです。

また当社の主力サービスであるBOXILはいわば”SaaSの証券取引所”と捉えており、今後の日本のSaaS普及、企業生産性向上に向け、プラットフォーマーとしてのBOXILが果たすべき社会的使命にも共感し、入社を決めました。

強くしなやかな事業・組織になるためのチャレンジ

当社はIPOに向け継続成長中のスタートアップでありながら、上場企業グループとしての一面も持っています。マネーフォワードグループのノウハウや交流の機会等を活用することで個人・組織の成果をレバレッジすることができ、安心して働ける環境で大きく成長できる”ハイブリッド企業”と考えています。

昨年はスマキャン初のM&Aである株式会社ビズヒントのグループジョインもあり、日々やりがいのあるミッションが発生しています。今後は多様な才能をお持ちの方に入社・活躍頂くことで、より組織が強く、しなやかになると考えています。

また、とにかく社員に”いい人”が多いことも驚きました。その要因が言語化できないうちに半年以上経ってしまったのですが...スマキャンの大きな強みと考えています。

組織の強みに加えて、スマートキャンプは創業10周年を迎える会社にも関わらず力強い成長を継続しており、それでありつつわちゃわちゃとした”スタートアップマインド”も失っていない点で稀有な会社だと思います。

スマキャンは複数サービスラインでこれまでオーガニックに事業を伸ばしてきましたが、今後は”SaaS Enabler”としての強みをより発揮し、企業毎に最適なマーケティング・セールス支援を提供することで、お客様企業と共に成長していきたいと考えています。これは、見込顧客の獲得から興味喚起、商談化までの支援ノウハウを有するスマキャンだからこそ発揮できる価値と信じています。

ただ、規模が大きくなる中で今後も成長軌道を続けるためには新しい方との協働が必要であり、スマキャンの強み・カルチャーを維持しつつ如何に事業拡大を推進するタレントを受け入れるか。これが今後の課題だと考えます。

挑戦価値のあるボールは足下に多く転がっており(私もたった半年間で大変得難い経験をさせて頂きました)、是非、日本を代表するスタートアップ・事業を創る気概を持った優秀な方とご一緒できたら嬉しいです。

継続成長を支えるためのコーポレート部門

まずはIPOプロジェクトを着実に進める(東証時代には見えていなかった多岐に亘るタスクに悪戦苦闘しつつも、優秀なメンバーと共に楽しく取り組めています。笑)とともに、上場後の継続成長を支えるコーポレート体制/ファイナンス基盤を構築したいです。

経営企画・経理等のコーポレート業務においては、フロント部門とバックオフィスがお互いに信頼関係を持つことが肝要(という思いでコーポレート”グロース”本部という名称にしています)と考えています。
またファイナンスの観点ではとかく自社の利益だけに目が行きがちですが、当社だけでなくステークホルダー全体の効用(幸せ)を最大化するため、”Cool heads but warm hearts“の精神で頑張ります!

日本を代表するスタートアップ企業を目指すスマキャンの中長期的な成長を支える基盤を、わちゃわちゃと、でも一歩一歩着実に構築していきたいと考えています。

スマートキャンプでは、上記のような熱い想いを持って一緒に働くメンバーを募集しています!
ご興味をお持ちいただいた方は、採用サイトや求人情報をぜひご覧ください。


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