デザイナーが転職してぶち当たった壁のはなし
こんにちは、スマートキャンプでデザイナーをしている柿澤です。
2021年の1月半ばに中途社員として入社し、主にBOXILに関するデザイン業務を担当しています。
今回は、スマートキャンプに転職して変わったことやぶち当たった壁について書いていきたいと思います!
ぶち当たった壁たち
1. リモートでのコミュニケーション
まず最初はコミュニケーション面での壁です。
はじめての転職だったことや、前職では出社して仕事をしていたこともあり、入社するにあたって「リモートワークでも職場に馴染めるのか」「気軽に相談とかできなさそうな感じだったらどうしよう」などコミュニケーション面での不安を感じていました。
通常であれば、対面で自己紹介したり、席が近い人と雑談をしたり、ミーティングやオリエンテーションでコミュニケーションを取ったり、その他にも歓迎会などの場で打ち解ける機会があるのですが、リモートワークだとそういった機会が減り関係が深めづらいなと思っていました。
僕はあまり積極的にコミュニケーションの輪に入っていける方ではないのですが、コミュニケーションをとりたいという姿勢を常に持つことは非常に大事なことだと思います。スマートキャンプでは夜会といって参加が必須なものではありませんが、プロダクトチームが就業前に15分ほど雑談する機会があり、その時間は空けて必ず参加するようにしていました。
そこでまだ話したことない人と話すことができたり、プライベートな一面を聞くことができたりして雑談の量も徐々に増やしていきました。仕事でいきなり一緒になったり、急なお願いごとをしなければいけなくなったりする際に、こうして普段から接点があったほうがコミュニケーションをとるハードルも下がるので自分としても仕事がしやすくなります。
また、気軽なコミュニケーションを生む場を作ることとしてやったことは、Slack上で自分がメインでつぶやくチャンネルを作りました。(「分報」と呼ばれてるやつです)
以下の画像のように、その時の自分の気持や仕事以外のプライベートな内容も含めた雑談をできる場所を作りコミュニケーション量を少しでも増やしました。
タンパク質についての会話
その他に社内の制度として、意図的にデザイナー同士がコミュニケーションを取れるような仕組みもあります。
スマートキャンプでは事業部制をとっているため、事業部単位でコミュニケーションをとる時間が基本的には多いです。そのため、通常はデザイナー同士の横のつながりが薄くなりがちなのですが、毎週金曜日にお互いがその週に作った成果物を共有したりフィードバックし合ったりする時間があり、デザイナー同士のコミュニケーションを補っています。(もちろんそれ以外の日々のコミュニケーションもあります。)
毎週行っているデザイナー同士の成果共有会の様子
2. デザインツールの変更
2つ目は使用するデザインツールが変わったことです。
前職では主にAdobe XDを使用していたのですが、スマートキャンプではFigmaを覚える必要がありました。
XDを覚える時も結構大変だった記憶から、Figmaに慣れるのも時間がかかりそうだなと思ってましたが、こちらは意外とスムーズに移行することができました。
基本的な機能は似ているものが多いため、もしXDからFigmaに乗り換える際は、Figma特有の機能(Frame、Autolyout、Constraintsらへん)を覚えることで素早くキャッチアップすることができると思います。
余談ですが、XDにあった機能の「リピートグリット(ドラッグするだけでオブジェクトを縦横に複製できる便利な機能)」がFigmaに見当たらず残念でした。しかし、Figmaには「スマートセレクション」という機能があり、複数のオブジェクトに対して順番の入れ替えや間隔の調整を行うことができるのでその機能で部分的に代替可能です。
オンボーディングの期間でFigmaに関するトレーニングがあり、Figma検定とアプリの模写(今回はTwitterをやりました)をしながらこれらの機能について勉強し、Figmaのできることの多さを目の当たりにし感動しました!
Figma検定
アプリ模写トレーニング
その他には、無料で読める教材を使って勉強しました。下記の記事にまとめているので参考にしてみてください!
無料で勉強できる教材まとめ
便利なショートカットまとめ
3. デザイナーとしての業務範囲
最後にデザイナーとして担う業務範囲も大きく変わりました。
業務範囲については「UXの5階層」モデルを参考にすると考えやすく、転職活動をしていた時はどこまでをデザイナーの仕事として定義しているかをよく聞いてました。
ある企業では表層のグラフィックに特化してデザイナーに仕事を任せたいというところがあったり、また別の企業では、情報設計までをデザイナーの仕事として任せてるケースもあったりと、企業によってデザイナーがどこまでの業務を担うかはそれぞれで、その企業の特徴が出る部分だと思います。
有名な「UXの5階層」モデル
スマートキャンプはと言うと、デザイナーでもプロジェクトのオーナーとなって推進していく役割があります。
そのため、最終的に自分たちでUIデザインという目に見える形でアウトプットすることはもちろん、プロジェクトの初期段階から自分たちで目標を作り、そこに到達するまでの筋道を立てて、時には関係者を巻き込んでプロジェクトを推進することが求められます。オーナーシップを発揮していかないといけないので大変なこともありますが、その分自由にものづくりができている感覚があります。
「UXの5階層」モデルで言うと、どこか一つの部分のみ特化してるというよりは、幅広くやっていくイメージです。
ちなみに、入社して1ヶ月ほどしか立っていませんが、プロジェクトのオーナーとして進みだしている企画もあります。(これから乗り越えていきたい...)
まとめ
今回はデザイナーとして転職してぶち当たった壁について紹介させていただきました。デザイナーとして環境が変わるといろいろ覚えたりしなくてはいけないことがあるので大変ですが、新しいサービスや価値観に触れるきっかけにもなります。
まだ超えられていない壁もありますが、一歩一歩成長してより大きな壁に立ち向かっていけるようになりたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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