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私立受験校は、縦に並べよ。

今日は、私立大学の受験について。
国公立大学を第一志望にしている受験生でも、私立大学の受験を考えていることと思います。昨今の現役志向や、多浪回避志向もあり、受験は今年度で終わりと考えている受験生にとって私立大学は進学する可能性もあるため、しっかりと受験対策を考えましょう。

そんな中で、私立大学の受験をどう考えるかは結構重要です。さらに、年が明けると私立の出願が迫ってきます。共通テストの前後が締め切りという場合も多く、勉強への集中に影響がでる場合もあります。
準備は早めに行いましょう。

私立受験で気をつけるべき点があります。昨今は半ば常識化しているかと思いますが、大切なことですので、書いておきます。

まず、志望している国公立大学より下のグループから選ぶことです。同一のグループ帯の私立大学は、基本挑戦というイメージです。

例えば、九州大工学部を第一志望とする場合、同一偏差値帯となる、同志社大理工学部は挑戦の位置付けとなり、それより下のグループに属する立命館大理工学部が、適度な選択となります。

次に、受験校を横に並べないことです。
「横」とは偏差値が同一グループに属する大学を併願することです。

これは国立文系の方によくあるのですが、旧帝大の国立大やそれに準じる国立大を志望している場合、
明治ー法政ー立教ー青山学院などを受験校として設定する方がいます。
これは極めて危険です。まず、これらの大学の偏差値帯がほぼ並んでいる状態です。多少の差はあるかと思いますが、当日の出来不出来の誤差を考えると同じグループに属する大学を併願しても、差をつけたことにならず、場合によっては全滅もありえます。

私立の受験校の配置は、受験予定の国立大から下のグループから選び、縦に配置することが基本戦略です。また、地元の私立大への進学も想定しておくべきでしょう。自宅から通えれば、経済的な負担は少ないからです。

また、女子の場合、女子大も選択から排除せずに検討することをお薦めします。教育環境の整っている女子大も多く、意外に就職に強い大学だったりします。そのような女子大は偏差値が大学の地力以上に低い場合があるので、狙い目である場合もあります。

もちろん、偏差値がすべてではありませんが、多くの受験生が偏差値を目安に大学を選ぶ傾向があるので、合格可能性の高低は偏差値に従って生じてきます。受験校選びが偏差値を考慮せざるを得ないと割り切っておきましょう。


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