見出し画像

T-SIM7080G-S3とT-SIM7670G-S3の違い

LiLyGOから様々な開発ボードが出ていますが、個人的に気に入っているのはT-SIM7080G-S3。
でもそれとは別にT-SIM7670G-S3というモデルも出ているみたいです。
今回はこの二つのプロダクトに何が違いがあるのか探ってみます。

ぱっと見る限り、LTEモデムの違いかなと検討をつけて、この二種類のモデムの違いを中心に見てみました。
SIMComのSIM7080GとSIM7670Gは、どちらもIoT向けの通信モジュールですが、いくつかの重要な違いがあるようです。


SIM7080Gの特徴

  • 通信方式: SIM7080Gは、LTE Cat-M1およびNB-IoTに対応しており、低消費電力でのデータ通信が可能です。これにより、IoTデバイスに最適な選択肢となります。

  • 通信速度: LTE Cat-M1では、上り最大1119kbps、下り最大589kbpsの通信速度を提供します。NB-IoTでは、上り最大150kbps、下り最大136kbpsです。

  • インターフェース: UART、GPIO、SPI、I2Cなどの多様なインターフェースをサポートしており、さまざまなデバイスとの接続が容易です。

  • サイズと重量: コンパクトな設計で、サイズは17.6mm x 15.7mm x 2.4mm、重量は約1.4gです。

SIM7670Gの特徴

  • 通信方式: SIM7670Gは、LTE Cat-1に対応しており、より高速なデータ通信が可能です。これにより、より多くのデータを迅速に送受信する必要があるアプリケーションに適しています。

  • 通信速度: LTE Cat-1では、上り最大10Mbps、下り最大10Mbpsの通信速度を提供します。これにより、リアルタイムデータ通信やストリーミングアプリケーションに向いています。

  • インターフェース: SIM7670GもUART、GPIO、SPI、I2Cなどのインターフェースをサポートしていますが、より多くのデータを扱うための設計がされています。

  • サイズと重量: SIM7670Gのサイズや重量は、SIM7080Gと比較して若干異なる場合がありますが、具体的な数値は製品仕様によります。

主な違い

  • 通信方式と速度: SIM7080GはLTE Cat-M1およびNB-IoTに特化しており、低消費電力での通信が可能ですが、SIM7670GはLTE Cat-1に対応し、高速なデータ通信が可能です。

  • 用途の焦点: SIM7080Gは主にセンサーやメーターなどの低データ通信が求められるIoTデバイスに適しているのに対し、SIM7670Gはビデオストリーミングやリアルタイムデータ通信が必要なアプリケーションに向いています。

…なるほど。

これらの違いを考慮する事で、自分が必要なボードを選択する事が重要ですね。
自分の場合、純粋なIoTとして使いたいという事もありますし、価格がやはり安いという動機もあるのでT-SIM7080G-S3を選択する事が多そうです。

T-SIM7670G-S3を選択する場合は、やはり通信データの速さを考えてカメラなどの画像、動画部分かな…と考えてます。

と言う訳で、T-SIM7080G-S3の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!

私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
そちらにも様々な情報を展開しているので、ぜひ上記リンクをクリックしてみて下さい。

いいなと思ったら応援しよう!