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T-SIM7080G-S3の電源周りの処理で不満な所

LiPoバッテリーも搭載出来て何でもありのT-SIM7080G-S3ですが、現状の不満点を挙げていきましょう。

と言っても使い始めてからそんなに時間も経っていないので、それほど不満点は無いのですが…

バッテリーで動作させた場合、PWRKEYを押す必要がある

バッテリー運用する場合のみですが、LiPoバッテリーをセットしてスライドスイッチをON、そしてPWRKEYを長押ししないとボードは起動しません。


左の赤枠スイッチを入れて、右の赤枠の小さいボタンを長押しする

届いた当初はWebマニュアルも読まずにLiPoバッテリーをつけても電源が入らなかったので不思議に思っていたのですが…

伝え忘れていましたが、このボードは説明書が製品には同梱されていません。開発ボードという事なので、ある程度自分で調べる必要があります。

(ちなみに、スライドスイッチはUSB Type-Cで給電された場合については無視されるようです)

試しにこのボードを現場に展開するとなったら、バッテリーやソーラーパネルで動かしたい時は注意が必要そうです。
現場に展開したい時は、特に環境を測る計測装置など大体の場合において電源を繋げたらそのまま使いたかったりします。
何らかの原因で電源が落ちてしまった場合に、現場まで行ってスイッチを押す必要がある、自動的に電源復旧できないというのはマイナスポイントですね。
ただ開発ボードにそこまで求めるのは難しいんですけどね。

通常のプロダクトで本格的にバッテリー運用をするのであれば、基板上のボタンスイッチにアクセスできるケーススイッチを作成するのが一番良いかと思います。

バッテリーで動作させる場合の、当面の回避策を探る

電源が自動的に入らない問題に対する当面の解決策としては、USB Type-C経由の5V給電になりそうかなと思っています。

あまりスマートでは無く力技ですが、AmazonにUSB Type-Cの給電に使えそうなプラグがあったので、これを使って当面の給電を行おうと思います。

https://amzn.to/3ZfYTQb

ただこの場合にもデメリットはあります。
USB Type-Cからの給電では自動的にボードを起動させる事はできますが、LiPoバッテリーはバックアップバッテリー的な運用しか出来ません。
LiPoバッテリーのみの運用をする場合には、追加回路が必要になってしまうでしょう。

この問題についてはサポートにメールしてみたので、ひょっとしたらソフトウェアで解決できるようになるかもしれません。
続報があったらまたここに書きたいと思います。


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