気象庁が出しているデータ「雨雲の動き」と「今後の雨」の違いが分からなかったので調べてみました
前の投稿で、気象庁のナウキャストを利用したWebアプリを作りました。
Webアプリ「このあとてんき」の改善活動
今回はこのWebアプリ「このあとてんき」の改善活動という事で、色々と機能を追加して行こうかと思います。
ちなみに、本アプリのナウキャスト(雨雲の動き)の気象庁から発信されている情報のアクセス方法は以下を参考にしています。
DogFoodingとして、この「このあとてんき」アプリを自分でも利用していますが、その中でも雨雲の動きについては詳細な予報として大変助かるかな、と思っています。
先日も傘を持たずに新幹線に乗り、同じ県内だった目的地に降りて出歩るこうとしたら、想定していなかった豪雨が…!
そんな時でも雨雲の動きをチェックしていたので、「この5分後には雨が上がる」と慌てて傘を買う事も無く、便利さを実感しました。
やはり未来がある程度判ると助かるものです。
もう少し未来まで見通せないか
こうなってくると、もう少し欲が出てきます。
直近の天気が判るのは大変助かったのですが、1時間未来までの状況しか分かりません。
世の中の天気情報であればもう少し未来の所まで予想している訳ですから、
ざっくりとでいいからもっとその後の状況についても教えてほしいものです。
例えば、朝天気を見て夕方までに雨が降るのかどうか、降りそうだったらどれぐらい降るのかなどが判別できるとうれしいですね。
それを目標に改善してみたくなりました。
「雨雲の動き」と「今後の雨」
そんな事を思っていたら、気象庁のナウキャストのサイトでは別メニューで「今後の雨」という項目がある事に気が付きました。
気象庁 | 今後の雨(降水短時間予報) (jma.go.jp)
正直、どういう違いがあるのかよく分かっていませんが、自分で調べてみると以下のような違いがある事が分かりました。
仕様書を見ていない(というかどこにあるのかが判らない)ので、ソフトの動きのみで判断しています。
・「雨雲の動き」は3時間前から1時間後までの雨雲の予想
・「今後の雨」は24時間前からおよそ15時間後までの雨雲の予想
・雨雲の動きに比べて今後の雨は
・「今後の雨」とは別に「今後の雪」というメニューがあるので、雨と雪 は別物として考えているっぽい
・今後の雨は1.5kmぐらいの解像度、雨雲の動きは500mくらいの解像度
・単位が異なる(雨雲の動きは降水強度(mm/h)、今後の雨は3時間降水量(mm/3h))
(2023.10.04補足)
上記の単位が異なる点は単なる勘違いでした。
修正記事はコチラです。
雨雲の動きと今後の雨では解像度が3倍ほど違う
ここで実際に解像度の違いを見てみましょう
同じ時刻でも2つの機能には違いが見て取れます。
気象庁のデータ利用に関して法律的に問題ないか
今回、気象庁のデータを利用するにあたって不正な形では利用したくありません。
少し前に気象庁の中の人からは下のようなコメントがあったので、X(Twitter)では話題になっていましたね。
気象庁のデータ利用に関しては「APIでは無いけど利用規約に準拠して利用すればOK」との事らしいです。
なので、気象庁のWebサイトと同じように行儀よくアクセスすれば特に問題は無いと思われます。
以上の調べてみた事を元に、もう少し先まで見通せる「このあとてんき」の改善を続けていきたいと思います。
と言う訳で、天気アプリ開発の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!
私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
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