T-SIM7080G-S3開発環境をPlatformIOにする
開発環境はPlatformIOにしよう
LILYGO製のT-SIM7080G-S3の開発を進めていきます。
GitHubに置いてあるサンプルソースコードはArduino IDEとPlatformIOの両社とも使えるようなっています。Arduino IDE自体がちょっと重いので、自分はPlatformIOを使います。
当方Windows10環境になります。
自分が思いつくPlatformIOのメリットは以下の通りです。
・動作がキビキビしていて早い
・いつもの環境(VSCode)で利用できる
・プロジェクト毎にライブラリを管理できる
・自動的にCOMポートを探し出してスケッチをアップロードできる
動作がキビキビしていて早い
これはソースコードを書いているエディタ(VSCode)の特徴にもなりますが、Arduino IDEに比べるとキビキビと動作している気がします。
アップロードなども早いですね。
いつもの環境(VSCode)で利用できる
自分はいつもVSCodeで開発作業を行っているので、環境を統一できるのはありがたいです。古いPCではArduino IDEを入れていましたが、現在のメインPCにはVSCode+PlatformIOに統一できました。
プロジェクト毎にライブラリを管理できる
Arduino IDEを利用した場合、ライブラリを管理メニューからインストールしたライブラリはプロジェクトをまたがって利用できてしまうようです。
なので、複数のプロジェクトを進めていくと、本当に依存しているライブラリが判らなくなってしまう可能性が出てきます。
開発しているPCを変更したり、複数人で開発しようとすると、どのライブラリに依存しているか調査する必要が出てきます。
自動的にCOMポートを探し出してスケッチをアップロードできる
T-SIM7080G-S3とUSB接続してスケッチをアップロードした場合、Arduino IDEではメニューからCOMポートを指定する必要がありました。
複数の違ったマイコンを使っていたりすると、この切り替えが面倒になってきます。自動的に探し出してアップロードできるのは地味にうれしい機能ですね。
新規プロジェクト作成の際にしていること
新規プロジェクトではBoardを何にするか迷いましたが、LilyGo T-Display-S3という選択肢があったのでこれを選びました。
他に作ったサンプルプロジェクトでBoardに「Espressif ESP32-S3-Box」を選びましたが、特に問題なさそうだったので、ここの選択肢はあまり重要ではないのかもしれません。
過去の開発したソースコードを利用する場合、Arduino IDEファイル(.ino)からコンバートも出来ますが、正直どこが変わったのかよく分からなかったので、新規でmain.cppを作った方が良いように思います。
main.cppの書き方については、うろ覚えですが以下のルールを守るようにすれば良いかと。
この辺はArduino IDEからPlatformIOに開発環境を変えるための情報がネット上に豊富にありますね。
・メインループのあるコードのファイル名をmain.cppにする
・<Arduino.h>を含めるようにする
・関数を作成した場合、通常はsetupとloop関数の前に記述する
(そうでない場合はヘッダーファイルを書いて事前に宣言する)
自分がおこなったのは上記の感じでした。
と言う訳で、T-SIM7080G-S3の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!
私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
そちらにも様々な情報を展開しているので、ぜひ上記リンクをクリックしてみて下さい。
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