海底に光の道を敷く!ケーブル敷設船を紹介します
こんにちは皆さん!島しょ通信担当です。
島しょ地域の生活を支えている光の道「海底光ファイバーケーブル」。今回は、それを敷設する船についてのご紹介。ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。
事業概要は以下URLで!
さて、本題に入る前にクイズコーナーです!
今回ご紹介するのは、海底光ファイバーケーブルを敷設する大型船についてです。
以下の写真のうち、どれが敷設船SUBARUの画像でしょうか!?
A:
B:
C:
ヒント:SUBARUは大型のケーブルシップです。
クイズの答えは、記事の最後にあります
⛵ケーブル敷設船SUBARUについて
この船はNTTが保有するマニラを母港とする船で、乗組員もほとんどがフィリピンの方。船舶の位置を制御するDPシステム(Dynamic Positioning System)、海底ケーブルの敷設と埋設を同時に行う鋤式埋設器、船位置やケーブルを海中に送り出す速さ等のデータを収集管理することでケーブル敷設を支援する敷設支援システムなどを搭載した大型敷設船で、これまで国内外において数多くの工事実績を有しています。今回は、東京都職員が見学してきたので、その様子を写真とともにご紹介!
まずは船の内部の様子を見てみましょう。下の画像はケーブルを送り出す装置になります。左側に並んで見えるタイヤで挟み込んで、ケーブルを直線的に送り出すことができます。
ケーブル敷設船の内部には、海底光ファイバーケーブルの動作確認を行う検査室や光ファイバーを融着接続する部屋も用意されていました。これで海上でも光ファイバーの状態を確認することができます。
船の外部も見てみましょう。断線したケーブルを再接続するため海底から引き上げる際に、時には潮流でケーブル位置がずれていて探線アンカーでは引き上げができないことがあります。そんな時は遠隔操作型無人探査機(ROV:Remotely Operated Vehicle)の出番です。ROVは水中カメラを備えており海底で簡単な作業を行うことができます。船上からの遠隔操作により、3000メートルの深海まで作業ができます。
⛵ケーブル敷設の様子について
最後にケーブル敷設船で実際にケーブルを敷設している様子をご紹介します。裏話になりますが、実際の現場作業は天候に大きく左右されるところもあり、作業調整に結構苦労しています、、
⛵おわりに
今回は、島しょ部の海底ケーブル敷設事業で使われている、ケーブル敷設船を紹介させていただきました。今年度も、万が一の状態にも備えて、島しょの超高速ブロードバンドサービスを支える海底光ファイバーケーブルの安定化に向けて取り組んでいきます。
ここで紹介した島しょ地域の情報通信基盤整備及び保守、運用管理に関する情報はデジタルサービス局ホームページでも公開をしていますので、ぜひご覧ください。
クイズの答え…B (ケーブル敷設船SUBARU)
出典↓
Aは東京港視察船「東京みなと丸」
出典↓
CはSUBARUのLEVORG
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