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新規採用職員の挑戦つながる東京推進課での1年について本音を語ります!

 皆さん、こんにちは!つながる東京推進課です。東京都では、「つながる東京」の早期実現に向け、4Gや5G、Wi-Fi、衛星など様々な通信手段をその特性に応じて適材適所で活用し、あらゆる人やモノが、いつでも、誰でも、どこでも、何があってもネットワークにつながる通信環境を目指しています。
 今回は、デジタルサービス推進部つながる東京推進課に配属となった令和6年度新規採用職員が職場と業務について本音で語ります!




■はじめに

 はじめに私の簡単な自己紹介をいたします。私は令和6年度4月に事務職として東京都に採用され、デジタルサービス局デジタルサービス推進部つながる東京推進課へ配属されることになりました。採用試験の面接や内定後に行われる面談などで、「つながる東京」について熱く語った甲斐があり、希望していた当課に配属となりました!

 
 つながる東京について興味がある方は以下HPもご覧ください!

 
 私はつながる東京の早期実現を目指し業務に取り組んでいます。その中で私が担当した業務やその感想についてお伝えさせていただきますので、当課の業務に興味がある方や、東京都の職員として働くことを考えている方の参考になれば幸いです。


■つながる東京推進課に来た最初の印象や職場環境について

 4月1日の午前に入都式に参加し、午後に職場となる東京都庁第一本庁舎24階でチームメンバーの顔合わせを行いました。他の局から異動してきた先輩職員の方や、民間企業から転職し職務経験を活かして働いている方、通信事業者各社からの研修生など、様々な経験を持つ方々と同じチームとなり、日々多くを学びながら働いています。特に通信事業者各社からの研修生がいる点が入都前の私のイメージにはなかったので印象的でした。
 職場環境については、フリーアドレス制を採用しており、自分の好きな座席に座ることができます。私はお気に入りの席に座ることが多いのですが、ちょっとした気分転換の際にはいつもと違う机の高い席に座るなど、フリーアドレス制ならではの席替えを楽しみながら座席を選んでいます。
 またテレワークを活用することも可能です。私は台風などで公共交通機関に影響が生じることが予想されるときや通院の予定があるときにテレワークを活用しました。同じチームのメンバーは日常的にテレワークを活用しており、柔軟な働き方が可能な職場であると感じました。テレワークの際も、チャットやビデオ通話などを活用してコミュニケーションを取りながら業務を進めているため、まさに「つながる東京」な職場だと実感しています(笑)。

 余談ですが、職場にはリフレッシュスペースが設置されており、私は朝の業務開始前や昼休みの時間などに利用しています。天気の良い日は富士山を見ることもできるので、個人的にお気に入りの場所となっています。

リフレッシュスペースから見える景色


■電波状況測定調査について

 私が初めて主担当となった業務、電波状況測定調査についてご紹介します。東京都では、電波強度や通信速度等の不均衡の緩和及び電波の適正な利用を確保することを目的として、都内各地で電波状況測定調査を行い、その結果を公表しています。

電波状況調査イメージ図

 
 過去の調査結果については以下HPからご覧ください!

 
 今年度の電波状況測定調査では、令和5年12月に策定した『「つながる東京」3か年のアクションプラン』にて重点整備エリアとして定めた主要公共施設周辺等の約600か所を対象とし、通信事業者4社のスループット調査※を実施しました。

※ スループット調査
通信をする際の通信速度を測定する調査。
一定の時間にどのくらいの量のデータを受信、送信できるのかを測定する。

 調査にあたっては、測定機器、測定方法、測定地点を決定します。特に測定機器については、私自身携帯電話端末のスペックなどの知見がなかったため苦労しました。各通信事業者で販売している携帯電話端末は異なりますが、公平な調査結果を取得するためには各社にとって条件が同じ測定機器を選ぶ必要があります。上司や先輩職員の助言もあり、通信事業者4社との意見交換を経て、測定に使用する機器を決定することができました。

 調査は、令和6年11月から令和7年1月にかけて、委託事業者にて実施しました。東京都内各地での調査のため、島しょ地域でも調査をしています。天候次第ではフェリーが欠航してしまうため、調査が計画どおりに進むかどうか心配でしたが、何とか期間内に調査を行うことができ、ホッとしました!
 また調査後は、委託事業者から提出された調査結果報告書の確認を苦労しながら行いました。というのも、対象となる約600か所について通信事業者4社分の測定を実施しているため、調査もかなりの量ですが、確認も膨大な量に!表、グラフ、測定地点の名称及び位置に誤りがないか等を、チーム内で分担して確認作業を行いました。納期が迫る中、チームで迅速かつ確実に対応できるよう、確認観点の洗い出し、分担を行い、確認結果を取りまとめ、修正点についての委託事業者との調整を行いました。また報告書の見せ方などについては、何度も上司と意見交換を行い、委託事業者とも密に連携することで報告書を作成することができました。

 この業務は、入都からこれまで任されていた業務に比べてタスクや情報量、そして聞きなじみのない技術的な内容が多く、最初は非常に大変な業務に感じました。しかし、タスクを細分化して整理をすることでやるべきことと期日を明確にすること、情報を簡潔かつ漏れなく上司へ報告、連絡、相談することを意識して業務を行うことで、最後までやり遂げることができました。
 初めての主担当で苦労することもありましたが、東京都内の全62区市町村、約600か所を対象とした大規模な電波状況測定調査ができる東京都の職員ならではのやりがいを感じることができました。今回の電波状況測定調査の結果については、HP上に公開予定となっておりますので、公開まで今しばらくお待ちください!
 こちらは余談ですが、今回の電波状況測定調査の業務経験から、プライベートでも自分の携帯電話で電波測定を行うようになりました(笑)。


■おわりに

 今回の記事ではデジタルサービス局デジタルサービス推進部つながる東京推進課に配属された新規採用職員が職場と担当した業務についてお伝えさせていただきました。当課の業務に興味がある方や、東京都の職員として働くことを考えている方の参考になればと思います。大変な仕事ではありますが、多くの人に支えられ、多くのことを学びながら業務に取り組むことができました。自分が主担当として東京都の事業を進めるやりがいを感じる瞬間も多く、充実した1年を過ごすことができています。年度末に向けて引き続き業務に取り組み、今年度学んだことを生かして来年度以降も務めて参りたいと思います!