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WBAとの意見交換会を実施!

 皆さん、こんにちは!つながる東京推進課です。東京都では、「つながる東京」の実現に向け、5G、Wi-Fi、衛星通信などを活用し、いつでも、どこでも、誰でも、何があってもネットワークにつながる通信環境を目指しています。  
 今回は、都が取り組む、安全で利便性の高いOpenRoaming対応Wi-Fiの普及に向けてWBA(Wireless Broadband Alliance)と意見交換会を行いましたので、会議の様子をお伝えいたします。




●WBAとは?

 Wireless Broadband Alliance (WBA) は、2003年に設立された国際的な公衆Wi-Fiサービス関連事業者の業界団体で、世界の通信事業者、メーカ等約200社が参加しています。OpenRoamingを中心とした最新の通信技術により、シームレスで相互に運用可能な通信サービスの推進を目指しています。

【活動内容】
✓ 標準開発:業界ガイドラインや技術仕様の策定
✓ 試験と認証:新技術の試験と認証プログラムの実施
✓ 政策と規制:政策提言と規制対応
✓ 次世代Wi-Fi※¹OpenRoaming5GIoTスマートシティなどのプログラムの推進 等

【目標】
✓  サービスプロバイダーの協力促進:技術企業や都市と連携し、最新のWi-Fi技術を普及
✓ ビジネス機会の創出:メンバー企業のビジネスチャンスを拡大するための活動を展開
✓ エコシステム※²の強化:Wi-Fi及び関連技術の採用を促進し、エコシステム全体の発展を支援

※¹ 次世代Wi-Fi
Wi-Fi7やWi-Fi8など、現行のWi-Fi6と比べ通信速度や接続の安定性を向上させた次世代のWi-Fiの規格

※² エコシステム
収益を生み出すための仕組み、業界やサービスの構造を指す


(WBA参画企業の一例)


●WBAとの意見交換会

 2025年1月30日(木) WBAのCEOであるティアゴ・ロドリゲスさんとCTOのブルーノ・トーマスさんが来庁されました。都の「つながる東京」展開方針等のOpenRoaming対応Wi-Fiの取組やWBAの最新技術動向を情報共有し、OpenRoaming普及への取組やWi-Fiデータの活用についても意見交換を行いました。

(WBAが公表しているOpenRoamingのスポット情報)
(左から小野寺つながる東京推進担当部長、 ロドリゲスCEO、 小宮つながる東京推進担当課長、 トーマスCTO)


 翌日31日(金)には、ロドリゲスCEOと宮坂副知事、山田デジタルサービス局長との面会があり、OpenRoaming導入の海外事例を踏まえ、都市間連携の重要性についても意見交換されました。

(左から宮坂副知事、ロドリゲスCEO、山田デジタルサービス局長)


●おわりに

 今回は、都とWBAの意見交換についてご紹介しました。
 都が整備したOpenRoaming対応Wi-Fiは、2024年12月末時点で約740万回/月の接続があります。WBAとの意見交換で得られた知見を踏まえ、「つながる東京」の実現や都民の皆様のQOL向上のため、都内自治体や民間企業等とも連携し、OpenRoamingの利用拡大に取り組んでいきます。街なかでOpenRoaming対応Wi-Fiを見かけたら、ぜひご利用ください。今後ともよろしくお願いいたします!

OpenRoamingの利用登録はこちらから↓
https://wi-fi.metro.tokyo.lg.jp/terms/

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