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スマートホーム化に必要なインターネット回線とは

こんにちは。次世代スマートホーム&スマートレジデンスの運営メンバー”とも”です。

スマートホームに必要なインターネット回線について説明します。

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スマートホームとインターネット

スマートホーム化にはインターネット回線が必須ですが、回線の速度自体はそれほど必要としてないことが多いです。無論、スマートスピーカーで音楽を流したり、遠隔カメラで子供の様子を見守るなど利用する内容によっては一概には言えません。
しかし、照明をコントロールするとか、エアコンのオンオフとか、家電の遠隔操作や、ドアロックの確認とかセキュリティ面など、ほんの少しのデータのやり取りがメインであれば、しっかりとネットワークに接続されていることの方が重要です。とは言えあまりに速度が遅すぎると、スマホのコントロール画面に結果が返ってくるまでのレスポンス(応答時間)が遅くなるなどのストレスになることもあります。

あとは、スマートホーム以外にどのようなサービスにネットワークを使うかによって、導入する回線の上限速度や回線種別を選択するとよいと思います。
例えば、サブスクの映画を見る方、FPSなどのゲームをよくする方、在宅ワークなどでオンライン会議が多い方は見合った早い速度のほうが良いでしょうし、簡単に何か調べものに使うだけであればそれなりの速度でよいかと思います。

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インターネット回線の種類

現在、インターネット回線には、光ファイバーを利用するもの、電話回線を利用するもの、一部電話の設備を利用するもの、電波を利用するものなどに分けられます。それぞれ細かい特徴あるものの、スマートホーム自体に使用していただく分には(②以外)どれでも構わないと思います。

①光ファイバー FTTH(Fiber To The Home)
NTTの基地局など通信の拠点になる場所から、自宅まですべての範囲で光ファイバーを使用し通信設備を作る方法です。概ね100Mbpsから10Gbpsまでのサービスが提供されていますが、エリアや起点となる基地局の設備によって速度の上限が決まっています。
速度の上限が上がるほど月額の基本料金は上がります。インターネット回線の主流となっています。

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②電話回線を利用するもの ISDN・ADSLなど
・ISDN:デジタル回線を利用した電話線を使用。DSU、TAなど機器が必要。デジタル信号に変換して通信をする。
・ADSL:アナログ回線を使用した電話線を利用。モデムが必要。アナログ周波数で音声で利用する部分とは別の周波数を利用する
それぞれ、電話回線として使用している回線だが、サービスとしては終息に向かっています

モデム

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③一部電話の設備を利用するもの VDSLなど
マンションやアパートなどにおいて、基地局から建物内に電話の設備の起点となる集合端子盤まで光ファイバーを使用し集合端子盤から各部屋までは既存の電話配線を使う方式。100Mbps~200Mbps程の速度でサービス提供されています。

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④電波を使用するもの 4G、5Gなど
携帯電話接続サービス会社提供によるインターネット回線。スマホによるテザリング使用もできますし、ホームルーターを部屋に設置する方法もあります。5Gは最大4.2Gbpsほど。提供エリアは現在拡大中です。(スマートホーム化時にはテザリングでの使用はできません。)

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簡単な特徴は以上ですが、回線提供事業者によって月額の使用料金は速度ごとに差がありますし、提供エリアも違います。
別にISP(Internet Service Provider)の別契約が必要になることもあります。また、マンションやアパートの集合住宅において導入できる回線が制限されることがあります。回線提供事業者による割引サービスもあるのでよく検討していただくとよいと思います。

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このような、回線の特徴などは語りだすときりがありませんし、皆さんの好みもあるでしょうから、スマートホームに必要な回線として考えるより、他サービスで何に使うかを考えて選んだほうが良いと思います。

少しでも参考になればうれしいです。

(とも)




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