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【初めてみる?始めてみる!】#9 自分のねぐらをスマートホーム化 照明編~その4:取付作業~
次世代スマートホーム&スマートレジデンスの運営メンバー”とも”です。
今回は照明のスマートホーム化を実現するために、スマートスイッチを取り付けます。
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既存の照明自体に無線LANの機能はありませんし、以下のような(例1)スイッチを遠隔操作で押すタイプのスマートホーム機器は今回使用しません。照明自体をスマートシーリングライトへ交換する方法(例2)もありますが、既存のシーリングライトをそのまま利用しスマート化します。
例1 スイッチボット製:指ロボット
例2 +style製:スマートシーリングライト
あくまで、無線LAN機能を搭載したスイッチパネルの取り付けをします。スマホから遠隔操作する場合には、このパネルにアクセスして遠隔操作するイメージです。
また、電気のスイッチ変更は電力線の接続替えや配線工事の絡む作業なので、電気工事士 2種の資格を持つ運営メンバーの”たつ”氏に作業してもらいました。
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今回は居室部(リビング)の照明をスマートホーム化します。
居室部の既存のスイッチは2個口の上段が片切スイッチです。(1カ所のスイッチで操作が完結するスイッチ)
下段のスイッチが、廊下の照明で3路スイッチでした。(2カ所以上のスイッチからの操作でどちらでもスイッチの入り切りができるスイッチ)
今後このパネルを3個口に変えて、上段がシーリングライトの片切スイッチと同様に使用します。中断・下段は他の複数家電を一つのスイッチで操作するために他の家電には接続せず、空けておきます。
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廊下で使用していた3路スイッチについては、この居室部では使用せず、
片切スイッチとして廊下部分のみの独立したスイッチで操作できるように変更しました。
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以下に居室部の電力線の接続図を施工前後で掲示します。
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ここで注意があります。このパネルは無線LANの機能がありますので、無線LANの動力源として電源線が必要です。
片切スイッチの結線として元の照明の線をL1に接続します。
パネルの電源線として元のL線をそのままLに接続します。
また、N線を分岐状態でシーリングライトとパネルのNへ接続します。
L2L3は他の機器にスイッチとして接続する場合には同様に結線していきます。今回は、他の機器はないので空きにしておきます。
この、スマートスイッチは空きボタンがとても重要になります。後に、アプリで設定をすることで、物理的に接続されていないスマートホーム機器でもネットワークに組み込むことで操作可能になります。例えば、照明をすべてスマート化することで、お出かけ時にボタン一つ押すことで、すべてのスマートホーム機器の電源を切ることができます。電気の切り忘れ防止になります。スマート赤外線リモコン(学習リモコン)なども組み込めば、テレビやエアコンなど赤外線通信を使う家電もボタンに登録し起動することもできます。組み込むスマートホーム機器と工夫次第で、お部屋の利便性が飛躍的に上昇します。
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まとめ
今回はもともと居室部の既存のスイッチが2個口のスイッチでしたので、電力線の接続部の接続替えのみで済みましたが、電力の配線を増設するすることも多々あります。その場合も、電気工事士の資格がないと危険ですので、十分注意してください。
次回は、無線LANの設定とスマホの設定です。
よろしくお願いいたします。
(とも)