フライデーチャイナタウン
タイトルは泰葉さんの名曲
皆さんは、「闘将!!拉麵男」と言う漫画をご存知だろうか。
「たたかえラーメンマン」と読む。
あっラーメンってこう書くんだぁ…と、この字を見て何度も僕は思う。記憶が度々リセットされているのだ。
この「たたかえラーメンマン」
かの有名な「キン肉マン」のラーメンマンを主人公にしたスピンオフである。
といっても完全な同一人物ではなく一応別人?という設定でもある。
80年代の漫画なので、知らない人も多いであろう。
かく言う自分も、リアタイではなく後に知った形ではある。
あらすじは大体、「超人拳法」という中国拳法を操るラーメンマンが、悪者を退治していく。といった感じ。
だが、今回触れたいのは、その中の登場人物「流星拳砲岩」(りゅうせいけんホーガン)である。
僕はこのキャラが非常に好きだ。
最初はラーメンマンの敵として登場し、後に仲間となる。ラーメンにはそういったキャラは多い。実に熱い展開ではないか。
なぜ僕がこのホーガンが好きかと言うと、
「何度死んでも何事もなかったかのように次のエピソードでは蘇っている」からだ。
まず初登場エピソードでは、とんでもない悪者である。
そして、ラーメンマンによる修行、1週間程度の素人(しかも子ども)にやられる。普通に死ぬ。
ホーガンの必殺技は、背中に背負ったでかい甕(壺みたいなヤツ)を破壊して、破片を飛ばすのだが、お得意のその技を蹴り返される。子どもに。1週間ぽっち修行した子どもに。
それが刺さって死ぬ。自業自得。
ラーメンマンは教え上手。
しかし次のエピソードで、トーナメントに普通に現れる。なんの説明もなく。
「仇をとった」とか言われてたのに。
まぁ、もしかして?ギリギリ致命傷は避けてたのかもしれない。心臓に突き刺さってた様な気もするけど。
そしてまた死ぬ。「あわわ」とか言って死ぬ。トーナメントで噛ませになって死ぬ。
他キャラの1人に「ゲーッ!!コレは即死だ!」とか言われてる。確かに見た感じ死んでる。
でもまた次のエピソードで普通に生きてる。しかもなんか改心した感じで、正義の味方面してる。説明はない。
でも死ぬ。木っ端微塵になって死ぬ。コレはもう流石に復活は無理。なんたって木っ端微塵だから。
さよならホーガン。君を忘れない。
ところがまた蘇る。ただ、今度はちゃんと「死にましたよ」の証として位牌がある。そこからなんか秘術的なので蘇る。良かったホーガン。お前を待っていた。
でも、また死ぬ。悔しいだろうが仕方ないんだ。
ホーガンは死ぬんだ。
大丈夫です。安心してください。位牌があるのでまた復活します。
でもまだ幽霊みたいな存在なので、なんか神龍みてぇなやつに「チームバトルで勝ったらホンマに復活させたるで」みたいな事で参戦する。
神龍(仮)の「あんた無理しすぎると復活でけへんよ」の忠告を他所に、最後の力を振り絞り、奥義を繰り出すホーガン。かっこいい。
死ぬ…?
いや、なんか死んでなかったみたい。今回はセーフ。
ラーメンマンの活躍もあり、なんとか神龍(仮)の力で復活する。やったぜホーガン!ありがとうラーメンマン!!
そう!!また死ぬ!!残念だけど死ぬ!ホーガンは死ぬ!敵の必殺技でサーベルタイガーに喉を食いちぎられて死ぬ!!
何言ってんだ?ってなるだろうけどサーベルタイガーに食いちぎられて死ぬ。
ホーガン…君の勇姿は忘れない。
まだだ!ホーガンは蘇る!!なんの説明もなく蘇る!!
なんか皇帝?みたいな人の御前試合に参戦する。死んだはずなのに参戦する。
だが!!死ぬ!!頭をかち割られて死ぬ!!
ホーガンは死ぬ!!どう足掻いても逃れられない運命!!
しかし、このあと連載は終了してしまう。
おそらくは打ち切りの様な形での終了。ゆでたまご先生程の方でもそんな経験はあるのだ。
でも、先生の名誉のために言っておくと、掲載誌が廃刊したらしい。
何度でも蘇る不屈の魂。いつもなんか調子こいてはやられるけど、なんだかんだ熱いハート。頭髪はちょっと薄い。ところで毎回背中に背負ってるでっかい壺?甕?は自分で作ってるのかな?陶芸が出来るのかな?
そんなホーガンが好きだ。
闘将‼︎拉麺男。勢いよく読めて面白いので機会があればぜひ。ただ、ちょっとグロいとこと、細かい事を気にしてはいけない。
コレはゆで先生作品を読む上での当たり前の作法。
かしこいごりら
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