見出し画像

夏イチゴ「なつあかり」の長日処理


当社の圃場では夏秋イチゴ(四季成性)「なつあかり」を作付けしています。24時間日長や暗期中断等の処理をおこなうことで、花芽形成を促進する効果があります。

当社では5月から10月位迄、2週間ごとに暗期中断を実施しています。 具体的には夜の10時から2時迄の4時間 白熱球を点灯させます。このように夜間の暗期を中断させることを暗期中断といいます。

イチゴや菊などで電照を使っています。 イチゴの場合は花芽分化、生長促進を狙っています。

下の写真は、圃場にあるIPカメラで撮影した画像です。1:30では電照が点灯しており、2:30は消灯しています。

タイマーで電照の電源をON/OFFすれば良いです。 当社の場合は、スマート農業機器のI/O接点を用いた自動制御で実現しています。

キャプチャ

画像1

画像2

花芽が多くなる傾向になるので、花房数が増加し,イチゴの収穫量を増やすことができます。

当社では22時~2時の4時間電照していますが、23時~1時00分の2時間でも充分に暗期中断します。

暗記中断することで10月~11,12月の1株当たりの収穫量が増えることが実証されています。

画像3

なつあかり(夏秋イチゴ)

従来、夏のいちごは酸味が強く、生食には適さないとされていましたが、「なつあかり」は食味や香りが良く「生食」可能で夏のイチゴです。 東北の涼しい気候での栽培に適しています。 草姿がやや立性で、草勢は強く、果数及び収量はやや少ないが、商品果率はやや高い。また果実は大きく、円錐形で、やや軟らかく、果皮は赤色で、果実糖度、糖酸比が高く、食味、日持ち性や外観は優れています。


●スマート農業機器を使用した、実証パイプハウスの見学は下記URLから

https://www.j-world.co.jp/farm/

●平川ストロベリーパーク

https://www.j-world.co.jp/strawberry_park/



いいなと思ったら応援しよう!