インフレ目標設定による悪循環への危惧

ECBの利上げについて。様々な人の話ではヨーロッパも景気は上向きと言いますが物価が弱いとのこと。個人の消費が本当に上向いてないのかってぐらいずっと個人消費はどこもかしこも上向いてない。でも物価は上げる。これは消費をあてにした増税じゃないかという気もする。税金としてではなく私企業を通じた個人の消費の底上げによる景気の上向き。といっても安いものがお得に手が入ると言うよりは企業の売上を期待して個人から金を得る。

個人の懐に入るお金が増えることを期待してまずは商品の値段を上げる。物価の上昇を期待して金融政策を行う。しかし個人には物価が上がって景気が良くなるまでは賃金上昇という恩恵はない。悪循環に陥っているのではないか。

理想

金融緩和→物価が上がる

→企業収益がよくなる

→個人の収入が増える

→個人消費が伸びる

→景気が良くなる悪循環

金融緩和→物価が上がる

→企業収益が良くなる

→個人の収入が増えるまでにタイムロスがある

→収入が増えないので個人消費が冷える

→物価は上がっていくが消費が更に伸び悩む

→企業収益が伸び悩む

→賃金上昇までいかない

→景気が悪くなるという感じ。

今年が勝負の年ではないかと思う。

タイムロスにどれだけ個人消費が耐えられるか、今の金融政策でもう何年も過ぎていて、今年個人の景気上向きの実感が本当にないと、手遅れでは。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26140400V20C18A1FF2000/

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