【チュートリアル④】パブリックアプリをアプリマーケットに公開する
本チュートリアルでは、開発が終了したあと、アプリを公開するまでの手順を記載します。
審査に必要な項目の記入をする
概要・申請ページの赤枠で囲まれたカードが「灰色」の場合、未設定なので必要な項目を記入します。最終的に全ての項目を青色にすることで申請が可能になります。
ストア情報の登録(基本情報)
ストア情報の登録(基本情報)ページの「申請時に必須」の項目を入力します。
このページの情報はスマレジ・アプリマーケットの検索機能やアプリ説明ページの情報に利用されますので、お客様の目に留まるように具体的に記入することを推奨します。
特に、「キャッチフレーズ」「説明文」「紹介動画」「紹介画像」はとても目に留まりやすいので、ご用意した状態で申請することを推奨します。
価格とプラン
開発したアプリの価格やプランの項目を入力します。
このページの情報はスマレジ・アプリマーケットで表示される価格として表示されます。
お試し期間
お試し期間を導入するかを選択できます。最大で60日間のお試し期間を設定でき、5日単位で設定できます。
お試し期間が過ぎるとそのまま継続ではなく、アプリの解約と処理されます。開発の際のシステム構築はこのあたりを考慮して作成することを推奨します。
プラン
プランの内容を入力します。プランは複数作成することができ、下記の例のようなプラン設定で作成できます。
例:
無料枠で機能制限のされた無料プラン
基本機能を備えた有料枠のスタンダードプラン
すべての機能を利用できる最大枠のプレミアムプラン
などを名称と価格まで自由度高く設定することができます。
デベロッパーの皆様の思うように作成していただき、登録してください。
オプション
オプションの内容を入力します。なお、オプションは任意項目になります。
オプションは複数作成することができ、下記の例のようなオプション設定で作成できます。
例:
会員数の上限を追加するオプション
店舗数の上限を追加するオプション
数量単位について
数量単位とはあるアプリでは店舗数や端末数ごとに課金を発生させたい場合があります。このときにご利用ください。
単位にはその単位ごとに課金が発生するように入力してください。
例えば、店舗ごとに購入していただくためには「店舗」、端末ごとに購入していただくためには「端末」と入力します。
購入する数量はお客様が必要な数量のみを入力するようになっていますので、できるだけお客様にわかりやすい内容を記入することを推奨します。
本番環境(環境設定)
システムの環境の設定を入力します。
「開発環境」「本番環境」 のセクションがあるので、それぞれの環境に合わせた設定値を入力します。
「本番環境」セクションには開発で利用していた値ではなく、本番で利用するための設定値を入力します。
アプリURL
開発したアプリのTOPページを設定してください。スマレジに表示されるアプリアイコンをクリックしたときに遷移するページです。
利用者契約通知先URL
アプリが購入されたときに通知するエンドポイントを設定してください。
この機能はWebhookがOFFでも必ず処理されます。
Webhookとは別の機能なのでカスタムヘッダー機能などはご利用できません。
ご注意ください。
詳しくは仕様書をご覧ください。https://developers.smaregi.dev/apidoc/common/#section/利用者通知
Webhook送信先エンドポイント
スマレジ・アプリで特定の操作が行われたときに通知するWebhook送信先エンドポイントを設定してください。
詳しくは仕様書をご覧ください。https://developers.smaregi.dev/apidoc/common/#section/Webhook
リダイレクトURI
OAuth 2.0 Authorization Code Grant と OpenID Connect に基づいて、スマレジアカウントでのログインを利用できます。
このときにクエリパラメータと指定するredirect_uriを設定します。
詳しくは仕様書をご覧ください。https://developers.smaregi.dev/apidoc/common/#section/ログイン
口座情報
アプリの売上の振込先を入力します。
アプリマーケットに公開するために必要な情報を全てを記入すると「灰色」だったカードが「青色」に変化します。
この状態になれば申請が可能です。
モジュールの配置
サーバーサイドがある前提なので完成したコードやバイナリをサーバーにアップロードし、本番で稼働できるようにしておきます。
リリースの準備ができましたら 「本番環境にソースコードをアップしました」にチェックを入れて、次へ進みましょう。
アプリ検証
環境設定ページで設定したURLの疎通確認を行います。
結果確認でレスポンスの内容を確認できたり、通知したことを確認できます。
この検証は失敗しても申請へ進めますが、ここで改めて本番サーバーと疎通できているか確認することを推奨します。
検証できたら審査を申し込みましょう。
アプリ申請
スマレジのアプリ審査に必要な項目を入力します。
2022年10月~アプリの審査時に以下の資料が必要になりました。
(2022年10月以降に申請を行っていただく新規アプリ全てが対象です。)
・アプリ説明資料
(概要・機能・金額・ターゲット等、要記載)
・スマレジとの連携詳細資料
(スマレジとアプリとの連携内容がわかる資料)
・アプリの動作マニュアル資料
・アプリデモアカウント
(スマレジの審査担当が確認させて頂きます)
また、申請頂いたすべてのアプリが公開できるというわけではなく、スマレジに対してマイナス要因※1をもたらしかねないアプリは公開することができません。
※1:マイナス要因
・スマレジに対してマイナスな影響が出る可能性がある。
-既存収益に対してマイナスな影響が出る可能性がある。
-スマレジユーザー様の信頼を損なう可能性がある。
等
申請理由
なぜ申請したのかを入力します。
特に前回との変更点などを記載していただけると審査がスムーズに進むため審査期間が短く済むことがあります。
このアプリのAPI利用目的
このアプリでAPIを利用する目的を記入します。
特にスコープのONにした理由を記載していただけると審査がスムーズに進むため審査期間が短く済むことがあります。
デモアカウント
場合によってサンドボックス上でデモ動作を確認する場合があります。
デモ用のアカウントの情報を記入します。
関連資料URL
アプリ申請に必要なアプリ説明資料/スマレジとの連携詳細資料/アプリの動作マニュアル資料などのURLを記入します。
アプリ公開
審査を通過すると、概要・申請ページでアプリの公開ボタンを押せるようになっています。
この「公開」ボタンをクリックすると環境設定ページの本番タブで設定した内容が反映され、スマレジ・アプリマーケットに公開されます。
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