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2023戦争中のウクライナ訪問_0.入国前

2023年の4月、戦争中のウクライナに行ってみた
行く前は正直入れるのかすらわからない、完全に無駄足になるかもしれないそんな状況の中でのヨーロッパへの渡航だった
ロシア上空の空路ルートが使えない現在、当然日本からの直行便などないし近くの国からウクライナに入る飛行機の便もないみたいだ

そもそも入国できるのかがわからない
空路は明らかになさそうなのでオーストリアのウィーンからスロヴァキア東部のコシツェへ移動してウクライナを目指した。
バスでウジロホド、もしくは電車でチョープの国境から入れるだろうという2段構えのルート、ダメでも北に向かいポーランドからリヴィウ、南のルーマニアのどちらかから国境を試してみるつもりだ

ウクライナ西南部

心情的にはやはり怖い、まあ怖い、本当に怖い
入国前日、コシツェ観光時に話した地元スロヴァキア人男性は、「キエフは美しい街だが今は行くのが怖い、戦争終わったらまた行きたいと思うけど今は怖くて行けないよ」との事、明日ウクライナに行くんだと伝えたら「正気か?何しに行く、怖くないのか?」と聞かれた、これが当然の反応だろう

戦時中でたくさんのウクライナ人が避難している中、ウクライナ国内に止まっている人もいる、最前線ならともかく非戦闘エリアで非戦闘員の日常がある、彼らがどういうふうに感じてどういう生活をしているのか、その空気を感じるだけでも行く意味があるのではないかと思う
何より戦争というものを少しでも肌で感じられたらと思っている

kosiceからmukacheve行きの電車のチケット

コシツェで調べた所、ウジロホドへのバスも、チョープ経由ムカチェヴォ行きの列車もあった。
特に問題なくチケット購入、個人的に列車の方が好きなので列車でムカチェヴォまで購入した。

ウィーンでは戦争の状況を伝え反対する様な運動も見られたが、コシツェの街は平和で隣国で戦争をしているのが嘘の様に戦争の面影を見ることができなかった

ウィーンで戦争の状況を伝える運動

どこまで行けるか分からない、戦闘に巻き込まれる様なエリアまでは行けないだろう。でも空襲でミサイルが来たり、ウクライナ陣営に拘束されるなどリスクはある
不安と恐怖と共に翌日からウクライナに入る

※当時の日記メモ

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