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登記ってなに?
東京の渋谷区代々木にて不動産会社をしております、(株)スマートプロパティーズ代表の渡邉と申します。
会社名は長いので『スマプロ』と覚えてください!
さぁ、本日は【登記ってなに?】をテーマにお話していきたいと思います。
この言葉も一度は聞いたことがある方は多いと思いますが、実際行う場合はどのような手続きを踏むのでしょうか?
初心者の方にもわかりやく解説していきます!
登記とは?
「登記」とは、マンションを購入した際に、その所有者が自分であることを法律上証明する手続きのことです。これをすることで、誰がその不動産を持っているかが明確になり、トラブルを防ぐことができます。また、登記は売買だけでなく、住宅ローンを組む際の抵当権設定や、新築物件の所有権保存といった手続きにも関わります。登記を適切に行うことで、不動産取引の透明性が高まり、資産価値を確保するうえでも重要な役割を果たします。
登記にかかる主な費用
マンション購入時の登記にはいくつかの費用がかかります。以下がその主な項目です。
1. 登録免許税
概要:国に支払う税金で、登記の種類や物件の価格に応じて計算されます。
主な登記の種類:
所有権保存登記(新築の場合)
新しく建てられたマンションの所有権を登録。所有権移転登記(中古の場合)
売主から買主に所有権を移す手続き。抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合)
ローンを組む際、金融機関が担保として設定する権利を登録。
費用目安:
所有権保存登記:課税標準額 × 0.4%(軽減措置で0.15%の場合も)
所有権移転登記:課税標準額 × 2.0%(軽減措置で1.5%の場合も)
抵当権設定登記:借入額 × 0.4%
2. 司法書士報酬
概要:登記の手続きを代行してくれる専門家への報酬です。
費用目安:5万円~10万円程度(登記の内容や地域による)
3. 登記事項証明書の取得費用
概要:登記完了後に、証明書を取得するための費用。
費用目安:1通あたり数百円。
費用の総額の目安
マンションの価格や住宅ローンの有無によりますが、数十万円程度が一般的です。例えば、3,000万円のマンションを購入し、住宅ローンを利用する場合、以下のような計算になります:
登録免許税:所有権移転(45万円)+抵当権設定(12万円)
司法書士報酬:8万円
その他費用:1万円程度
合計:約65万円
登記費用を節約する方法
軽減措置の活用
登記費用には軽減税率が適用されるケースがあります(新築や特定の条件を満たす場合)。司法書士を比較検討
報酬額が異なる場合があるので、見積もりを比較すると良いでしょう。※売主側指定の司法書士を利用することが契約条件に含まれている場合があるので、契約時に確認しましょう。
不動産会社の紹介を受ける
不動産会社は提携する司法書士を紹介してくれます。
費用は相場程度で安心感がある一方、割高になる場合もあるため注意。
インターネットで検索
「登記費用 司法書士 比較」などのキーワードで検索。
費用の見積もりが簡単に取れる比較サイトも利用可能。(例:「登記.com」「司法書士比較サイト」)
複数の司法書士事務所に見積もりを依頼
直接問い合わせて見積もりを比較。
確認すべきポイント:報酬額の明細 / 登記内容に応じた費用(例:所有権移転、抵当権設定)
地域の司法書士会を活用
各地域の司法書士会のウェブサイトには、会員リストが掲載されています。
近隣の司法書士に直接連絡し、費用やサービス内容を確認可能。
口コミやレビューを参考にする
実際に依頼した人の意見を確認。
コストだけでなく、対応の丁寧さやスピード感もチェック。
まとめ
登記は、不動産購入者が「自分の不動産」を守るために欠かせない手続きです。少し手間がかかりますが、しっかり手続きを行うことで、安心してマイホーム生活をスタートできます。初心者の方も、ぜひ「登記」について少しずつ理解を深め、不動産購入をスムーズに進めてください!